この記事で説明する内容は?
頭髪専門クリニックで薄毛治療を開始しても、思うような結果が出ない方も多いと思います。
薄毛治療では薄毛治療期間中の過ごし方によって、治療の成功確率が左右されます。
プロペシアやデュタステリド、ミノキシジルなどの薄毛治療薬に効果を十分に発揮するためには治療期間中の過ごし方がとても重要です。
そこで今回は、薄毛治療期間中にやるべきこと5つを紹介します。
治療期間中はどのように過ごせばよいのでしょうか。
総合頭髪治療を専門とする大阪AGA加藤クリニックグループ総院長 加藤です
臨床的に効果が認められた様々な薄毛・脱毛に有効な最先端の治療を得意としています
平成13年 近畿大学医学部 卒業
平成13年 大阪医科大学医学部付属病院 形成外科入局 麻酔科勤務
平成17年 大手美容外科 形成外科部長 植毛部門勤務
平成23年 大阪AGA加藤クリニック開業
日本形成外科学会 正会員
日本再生医療学会 正会員
国際抗老化再生医療学会 正会員
薄毛治療中にやるべきことその1!「服薬管理・薬の保管」
薄毛治療で一番重要といってよいのが服薬管理です。プロペシアやデュタステリドは1日1回決まった時間に服用します。プロペシアの効果がある時間は約24時間となっています。AGA(男性型脱毛症)などの薄毛を改善するためには薬の効果を切らすわけにはいきません。よって、プロペシアの効果が切れる時間24時間後に服用することが求められます。お薬の飲み忘れは薄毛改善までの期間を長期化させる危険性があるので要注意です。また、他の持病のお薬の相性などがあるので、おくすり手帳はきちんとつけるようにしたほうが安全に治療を行うことができます。これら薄毛治療薬は飲み方だけではなく、保管方法も重要になります。以下に薄毛治療薬の保管条件を示します。
・日光が当たらない場所 ・25℃以下の温度 ・子供の手が届かない場所
薄毛治療薬は日光と高温で、薬の性質が失われます。また、薄毛治療薬は大人が服用することを前提として作られているので、子供の手が届かない場所に保管するようにしましょう。
健康状態のチェック
薄毛治療薬の副作用が強くあらわれる方も沢山います。そして、薄毛治療完治までは時間がかかります。ですので、自分の健康状態を毎日メモしておくことをおすすめします。1カ月に1回、頭髪専門クリニックで診察する際も、医師は頭皮環境だけではなく、患者さんの健康状態も確認します。安全に薄毛治療を行うためには日々の健康状態を記録する必要がありそうですね。スマートフォンのメモアプリなどを活用してもよいでしょう。
薄毛治療中にやるべきことその2!「アルコールは控える」
アルコールを体内で分解するためには、ビタミンBを消費することになります。ビタミンBは代謝を促進するための重要な栄養素です。ビタミンBが不足すれば頭皮環境も悪化する結果になります。またアルコールを摂取することで、肝臓でアミノ酸も失うことになります。アミノ酸は健康的な毛髪には欠かすことのできない成分です。なるべくアルコールは控えるようにしましょう。以下に1日に摂取可能なアルコールの目安を示します。
・500mlのビール1本 ・日本酒1合
頭皮環境と内臓を守るため、お酒の摂取は医師の判断に従うようにしましょう。
薄毛治療中にやるべきことその3!「禁煙」
タバコに含まれているニコチンは血管を収縮させ、血行不良に陥る原因となります。血行不良になると、毛母に十分な栄養素が届かず、薄毛の進行が早まる可能性が高まります。タバコは1本吸うごとに寿命が1秒短くなるともいわれています。薄毛治療に関わらず、禁煙はとても重要です。薄毛治療期間中は禁煙をして、血行不良を解消するようにしましょう。
薄毛治療中にやるべきことその4!「ストレッチ」
皆さん一度は肩こりに悩んだことがあると思います。肩こりは肩の筋肉が、老廃物やストレスなどの影響で弛緩している状態です。筋肉が弛緩すると、血行不良が起きます。肩こりによる血行不良は抜け毛の原因になると考えられています。ですので、ストレッチを生活に取り入れて、肩や背中のコリをほぐし、血行を良くしましょう。そこで、おすすめのストレッチ方法を紹介します。
肩のストレッチ
肩のストレッチは全身を使うわけではありませんので、毎日継続して続けることができます。以下に肩のストレッチの方法を示します。
① 指先を肩につける ② 指を肩につけたまま肩を回す。 ③ ①②を3セット行う
背中のストレッチ
背中のストレッチを行うことで肩の血流もよくなります。肩のストレッチと同様に毎日継続することが大事です。以下に背中のストレッチの方法を示します。
① 両腕を交差して反対側の肩をつかむ ② 呼吸を整える ③ 息を吐きながら前にかがむ(肩甲骨を広げるイメージ) ④ ①~③を3セット行う
デスクワークで体を動かさない方は、血行不良になりがちです。薄毛治療期間中は毎日継続してできる肩や背中のストレッチを生活に取り入れてみてください。
薄毛治療中にやるべきことその5!「早寝早起き」
薄毛の中でも特にAGAは夜更かしをしている人間がなりやすい症状です。昔から「早起きは三文の徳」と呼ばれていますよね。朝活動することで得することが沢山あるという意味です。薄毛治療にも同じことが言えます。早寝早起きをすることで、成長ホルモンが分泌されます。また、朝日を浴び、朝食をとることで生活リズムを整えることができ、服薬管理も正確に行うことができるでしょう。1人で朝方の生活リズムにするのは難しいですが、頭髪専門クリニックのカウンセラーや医師に相談することで、ストレスなく朝方の生活習慣を身につけることが可能です。
薄毛治療中は健康的な生活習慣を身につけるチャンス!
薄毛治療は継続して行うものです。問題は頭髪専門クリニックでの治療が終了した後の生活習慣です。一時的に髪の毛が生えてきても、それは薄毛治療薬と医師の治療によるものです。頭髪専門クリニックで薄毛を治療している間に、薄毛の原因となる問題を探して、解決する必要があります。薄毛治療中は自分自身の生活習慣を見直すよい機会となります。薄毛治療を成功に導くためにも、まずは実績のある頭髪専門クリニックに相談することをおすすめします。