「最近、抜け毛が増えた気がする」「父も祖父も薄いから、自分も遺伝でどうしようもないのでは」。そんな不安からAGAの原因を調べている方は少なくありません。

大阪AGA加藤クリニック理事長の加藤です。形成外科と植毛の診療を経て、2011年から薄毛治療に携わってきました。

AGAの主因は男性ホルモンのDHTと遺伝的な体質の組み合わせで、睡眠やストレスは進行を後押しする要因です。

この記事は、日本皮膚科学会の診療ガイドライン、そして大阪AGA加藤クリニックでの15年以上の経験をもとに、ヘアサイクルの乱れ、遺伝の割合、生活習慣の影響、AGAが自然に治るのか、他の脱毛症との見分け方を順に解説します。

発毛・育毛専門クリニックの大阪AGA加藤クリニックでは、患者様の治療を今すぐ始めたいというご希望に応えて、カウンセリング当日から治療を始めていただけます。LINEでの予約・相談はこちらから簡単に行えます。

この記事で説明する内容は?

AGA(男性型脱毛症)とは?

AGA(男性型脱毛症)とは?

 

AGAは、男性ホルモンの影響で前頭部や頭頂部の髪が少しずつ細く短くなっていく脱毛症です。正式にはandrogenetic alopeciaといい、日本語では男性型脱毛症と呼ばれます。

ここでは、一時的な抜け毛とAGAの違いと、日本人男性の年代別の発症率を整理します。どちらも、自分の薄毛がどの段階にあるかを考える土台になる情報です。

AGAは一時的な抜け毛と違う進行性の脱毛症

AGAは一度始まると自然には止まらず、年単位でゆっくり進む点が一時的な抜け毛と違います。日本皮膚科学会のガイドラインでも、思春期以降に始まり徐々に進行する脱毛症と定義しています。

ただし進むスピードには個人差があり、数年ほとんど変化を感じない方もいます。

一時的な抜け毛の代表は休止期脱毛です。高熱や急なダイエット、強いストレスのあと数カ月して、頭全体から髪がまとまって抜けます。きっかけが去れば、多くは半年ほどで元に戻ります。

AGAの特徴は、薄くなる場所が決まっていることです。生え際や頭頂部から始まり、後頭部や側頭部の髪は残りやすい傾向があります。

世間でハゲと呼ばれる前頭部と頭頂部の薄毛も、多くはこのAGAが進んだ姿です。

もう一つの特徴は、抜ける本数よりも1本1本の髪が細くなる変化が中心であることです。そのため、抜け毛の量が変わらないのに地肌が透けてきた、という形で気づく方も多くいます。

日本人男性のAGA発症率は年代ごとにどう変わる?

日本人男性のAGA発症頻度は全年齢の平均で約30%で、年齢とともに高くなります。前述のガイドラインによると、20代で約10%、30代で20%、40代で30%、50代以降で40数%です。

20代後半から30代にかけて目立ち始め、40代以降に完成するとされています。

年代 発症頻度の目安
20代 約10%
30代 約20%
40代 約30%
50代以降 40数%

20代でも10人に1人が発症している計算です。「まだ若いからAGAではない」とは言い切れません。

年代ごとの進み方や治療の考え方は、20代のAGA、30代のAGA、40代のAGAの記事で詳しく解説しています。

私は年齢そのものよりも、ご自身で変化に気づいたタイミングを相談の目安と考えています。同じ30代でも、進み具合は人によってまったく違うからです。

ただし20代で急に抜け毛が増えた場合は進行が速いタイプのこともあるため、早めに状態を確かめておくと安心です。

AGAでヘアサイクルが乱れると髪はどう変わる?

AGAの本質は、髪が太く育ちきる前に抜けてしまうヘアサイクルの乱れです。抜け毛の量よりも、髪の生え変わり方そのものが変わることに注目するとAGAの仕組みが見えてきます。

    髪が生え変わるヘアサイクル3つの時期

    髪が生え変わるヘアサイクル3つの時期

    髪は1本ずつ、成長期、退行期、休止期の3つの時期を繰り返して生え変わっています。この繰り返しをヘアサイクル(毛周期)と呼びます。健康な頭皮では髪の大部分が成長期にあり、数年かけて太く長く育ちます。

    時期 期間の目安 毛根で起きていること
    成長期 2〜6年 毛母細胞が分裂を続け髪が太く伸びる
    退行期 約2〜3週間 細胞分裂が止まり毛根が縮む
    休止期 約3〜4カ月 髪が抜け落ち次の髪の準備が進む

    髪をつくる主役は、毛根の奥にある毛母細胞です。毛母細胞は、そばにある毛乳頭から指令を受けて分裂し、髪を押し上げていきます。

    休止期の髪は自然に抜けるため、健康な人でも毎日ある程度の抜け毛があります。一般的な目安は1日に数十本から100本程度です。

    抜け毛があること自体は異常ではありません。

    見るべきなのは本数よりも、成長期の髪の割合です。健康な頭皮では髪の大部分が成長期にあり、この割合が下がるほど全体のボリュームが失われていきます。

    AGAで崩れるのは、まさにこのバランスです。

    AGAで成長期が短くなると髪が細く短くなる仕組み

    AGAでは成長期が短くなり、髪が太く育つ前に退行期へ移ってしまいます。その結果、休止期にとどまる毛穴が増え、髪は細く短くなっていきます。

    この状態を軟毛化と呼び、最終的には髪が頭皮の表面に出てこなくなります。

    軟毛化は、サイクルを重ねるごとに少しずつ進みます。毛穴そのものも小さくなるため、ミニチュア化とも呼ばれます。

    植物にたとえると、育ちきる前に何度も刈り取られ、根が弱っていく状態です。

    髪の本数が同じでも、1本が細くなれば頭皮を覆う面積は減ります。地肌が透けて見えるのは、抜け毛が増えたからだけではありません。

    残っている髪が細くなったことも大きな理由です。

    一方で、毛穴が残っていて細い毛が生えているうちは、治療で太さを取り戻せる可能性があります。軟毛化が長く続くと毛穴の働きが落ちていくため、変化に気づいた段階で状態を確かめる意味は大きいといえます。

    なお、ヘアサイクルを整えるとうたう市販品は多くありますが、AGAによる成長期の短縮そのものを止める働きは確認されていません。

    AGAによる抜け毛に細く短い毛が混じる理由

    AGAの抜け毛に細く短い毛が混じるのは、成長期の途中で抜けた髪が増えるからです。休止期を迎えて自然に抜けた髪は太く長く、毛根が丸くふくらんでいます。

    それに比べて、AGAで早く抜けた髪は細く短く、毛根のふくらみも小さい傾向があります。

    確認するときは、1本2本で判断しないことが大切です。枕や排水口の抜け毛を数日分まとめて見て、細く短い毛の割合が増えていないかを比べてみてください。

    自分の状態を一通り点検したい方は、AGAのセルフチェックも参考にしてください。

    ただし、抜け毛の見た目だけでAGAと決めることはできません。季節の変わり目の抜け毛や頭皮の炎症でも細い毛が混じることがあるからです。

    抜け毛の観察は、医師に相談するときの材料を集める作業と考えてください。

    AGAを引き起こす一番の原因は何?

    AGAを引き起こす一番の原因は何?

    AGAの一番の原因は、男性ホルモンのDHTと、その作用を受けやすい遺伝的な体質の組み合わせです。

    ここでは、以下について順に説明します。

    • DHTが頭皮でつくられる仕組み
    • 遺伝が原因に占める割合
    • 遺伝体質でも治療の余地がある理由

     

    男性ホルモンが頭皮でAGAの引き金に変わる仕組み

    AGAの引き金は、男性ホルモンのテストステロンが頭皮でDHT(ジヒドロテストステロン)に変わることです。この変換を担うのが、毛乳頭などにあるII型5αリダクターゼという酵素です。

    DHTは、毛乳頭細胞の男性ホルモン受容体と結びつきます。前頭部や頭頂部では、この結合によってTGF-βやDKK1という物質がつくられます。

    これらが毛母細胞の分裂にブレーキをかけ、成長期を短くしてしまうのです。

    興味深いのは、同じDHTがヒゲでは成長期を延ばす方向に働くことです。ヒゲや体毛が濃くなる一方で頭髪は薄くなる、という逆の現象が同時に起こります。

    「毛深い人は薄毛になりやすい?」という疑問は、この部位による作用の違いから生まれたものです。

    なお、テストステロンの量が多い人ほどAGAになるわけではありません。大きく関わるのは、DHTへの変換の起こりやすさと受容体の反応の強さです。

    AGAの原因のうち遺伝が占める割合はどれくらい?

    AGAは遺伝の影響が大きい脱毛症で、双生児研究では遺伝率が約80%と推定されています。

    遺伝の受け継がれ方については、2つの背景が挙げられます。

    • X染色体上にある男性ホルモン受容体の遺伝子の違い
    • 常染色体上にあるAGAの関連遺伝子

    男性のX染色体は母親から受け継ぐため、母方の家系の薄毛が関わりやすいといわれるのはこのためです。常染色体は父母の両方から受け継ぐため、母方だけで決まるという話は半分だけ正しいと考えてください。

    確率の数字にとらわれるよりも、ご家族の薄毛の状況と、ご自身の今の変化をセットで見ることをおすすめします。遺伝の仕組みをさらに詳しく知りたい方は、AGAと遺伝の関係をご覧ください。

    父や祖父が薄毛でもAGAの治療をあきらめなくてよい理由

    遺伝で決まるのはDHTの影響の受けやすさに過ぎません。DHTがつくられる経路は治療薬で抑えることができるため、遺伝が原因でも介入の余地があります。

    父や祖父が薄毛だからといって、何もできないわけではないのです。

    たとえばフィナステリドやデュタステリドは、5αリダクターゼの働きを抑えてDHTを減らす薬です。遺伝で決まった体質そのものは変えられなくても、脱毛の指令が出る手前で流れを弱めることはできます。

    ご自身の体質を知る方法の一つに、AGA遺伝子検査があります。大阪AGA加藤クリニックでは、男性ホルモン受容体に関わる体質の傾向を調べる検査を15,000円で受けられます。

    家族歴があって不安な方が、治療を考える材料の一つとして活用しています。

    ただし、検査の結果だけで発症の有無や治療の効果が決まるわけではありません。今の頭皮と髪の状態を医師が直接確かめることと組み合わせて、判断に使うものだと考えてください。

    生活習慣やストレスはAGAの原因になる?

    生活習慣やストレスはAGAの原因になる?

    生活習慣やストレスはAGAを発症させる主な原因ではなく、進行を後押しする悪化要因です。主因である男性ホルモンと遺伝的な体質とは影響の大きさがまったく違います。

    • 睡眠不足
    • 食生活の乱れ
    • ストレス
    • 喫煙・飲酒
    • シャンプーと頭皮環境

    以下で、それぞれがAGAにどう関わるのかを解説します。

    睡眠不足がAGAの進行に与える影響

    睡眠不足は、髪をつくる材料を奪い、AGAで弱った髪の成長をさらに妨げます。

    ただし、AGAを直接引き起こすわけではありません。あくまで進行を後押しする要因として考えてください。

    睡眠中には成長ホルモンが分泌され、細胞の修復が進みます。成長ホルモンの分泌を左右するのは時刻よりも眠り始めの深い睡眠だと考えられています。

    就寝時間が遅くても、毎日一定のリズムで十分に眠ることを優先しましょう。

    食生活の乱れがAGAの進行に与える影響

    食事の面では、髪の主成分であるケラチンの材料になるタンパク質が欠かせません。ケラチンの合成には亜鉛も必要です。

    偏った食事は、髪をつくる時間を奪い、AGAで弱った髪の成長をさらに妨げます。極端な食事制限をすると、休止期脱毛が起きてAGAと重なり、薄毛が一気に目立つことがあります。

    一方で、サプリメントで栄養を補っても、DHTによる脱毛の指令は止まりません。食事と睡眠は、治療の効果を支える土台として整えるものだと位置づけてください。

    ストレスがAGAの抜け毛を後押しする仕組み

    ストレスだけでAGAになることはありません。ただし、すでにAGAの体質がある人では進行を早める要因になりえます。

    ストレスは、頭皮の血流を悪くして毛母細胞への栄養の供給を妨げ、AGAの抜け毛を後押しします。

    強いストレスが続くと自律神経が乱れ、血管が縮みやすくなります。さらに、強いストレスのあとには休止期脱毛が起こることもあります。

    AGAの初期にこれが重なると、抜け毛の急増として表れ、薄毛に気づくきっかけになりがちです。

    喫煙・飲酒がAGAの抜け毛を後押しする仕組み

    喫煙により摂取するニコチンは血管を縮め、頭皮の血流を低下させます。喫煙者ほど薄毛が進んでいたとする研究報告も複数あり、髪のためにも禁煙は意味のある選択です。

    喫煙は、頭皮の血流を悪くして毛母細胞への栄養の供給を妨げ、AGAの抜け毛を後押しします。

    飲酒は、適量であれば大きな問題にはなりにくいと考えられます。ただし飲み過ぎると、アルコールの分解に栄養が使われ、睡眠の質も下がります。

    量を控えることが、髪にとっても体にとっても無理のない対策です。

    ストレスや喫煙を減らしても、AGAの体質そのものは変わりません。それでも悪化要因を一つずつ外していくことは、治療を始めた場合の効果を支える意味でも無駄にはなりません。

    シャンプーや頭皮の皮脂はAGAの原因になる?

    シャンプーの種類や頭皮の皮脂は、AGAそのものの原因にはなりません。AGAは毛根の奥で起きるホルモンの問題で、シャンプーの成分は毛母細胞まで届かないからです。

    ただし、頭皮の炎症が起きると、AGAとは別の抜け毛の原因になることがあります。

    薄毛にまつわる噂の多くは、AGAの原因と頭皮環境の問題が混同されたものです。よく聞かれる誤解を整理しました。

    よくある誤解 実際のところ
    安いシャンプーを使うと薄毛になる 洗浄成分は毛母細胞に届かずAGAの原因にはならない
    髪を洗いすぎると薄毛になる 髪は傷むがAGAとは関係がない
    帽子で頭皮が蒸れると薄毛になる 蒸れはAGAの原因ではないが清潔は保ちたい
    紫外線を浴びると薄毛になる 頭皮の炎症や髪の傷みにはつながるがAGAの主因ではない
    頭皮の脂が薄毛の原因になる 過剰な皮脂は脂漏性皮膚炎の原因となりAGAとは別の抜け毛を招く

    注意したいのは、頭皮に爪を立てて洗うことです。頭皮に傷がつくと炎症やフケの原因になります。指の腹でやさしく洗い、しっかりすすげば十分です。

    シャンプー選びに悩む時間があれば、その分を抜け毛の変化の確認に回してほしい、というのが私の本音です。薄毛にまつわる噂については、動画でも解説しています。

    AGAは自然に治らない病気?

    AGAは自然に治らない病気?

    AGAは、放っておいて自然に治ることは期待できない進行性の脱毛症です。一方で、治療によって進行を抑え、髪の状態の改善が期待できる場合があります。

    自然に治らないことと、治療で打つ手がないことは、まったく別の話です。

    AGAが放置しても自然に回復しない理由

    AGAが自然に回復しないのは、原因である男性ホルモンと遺伝的な体質が体の中にあり続けるからです。生活習慣を整えても、DHTがつくられる仕組みそのものは変わりません。

    そのため、ヘアサイクルは少しずつ短くなり続けます。

    抜け毛の量には季節による波があり、一時的に減る時期もあります。そのタイミングで「治った」と感じ、様子見を続けてしまう方は少なくありません。

    しかし、髪の太さや地肌の透け方が戻っていなければAGAは進んでいると考えるべきです。

    軟毛化した状態が長く続くと、毛穴の働き自体が弱まってきます。時間がたつほど治療で取り戻せる範囲が狭まるため、自然に治るのを待つのは不利になっていくだけです。

    AGA治療で進行抑制と改善が期待できる条件

    AGA治療では、科学的な根拠のある薬を一定期間続けることで、進行抑制と改善が期待できます。よく使わるのは実績が多い以下の治療薬です。

    ただし効果には個人差があり、すべての方で髪が増えるわけではありません。

    効果を判断するには、少なくとも6カ月程度は続ける必要があります。また、内服をやめると効果は消えます。

    日本人男性を対象とした観察研究では、40歳未満の人や軽症の人ほど高い効果を示したと報告されています。

    早めの相談をおすすめしますが、焦らせたいわけではありません。選べる治療の幅が広いうちに、ご自身で判断してほしいからです。

    大阪AGA加藤クリニックでは、まず医師がマイクロスコープで進行度を確かめます。そのうえで、300以上の処方パターンから成分や量を調整するオーダーメイド処方(PRO HAIR+)を行っています。

    進行度に合った処方を続けることが、効果を判断する前提になるからです。薬には副作用もあるため、詳しくはAGA治療の全体像で確認してください。

    自分の薄毛がAGAかどうかはどう見分ける?

    自分の薄毛がAGAかどうかはどう見分ける?

    AGAかどうかは、薄くなる場所、抜け毛の特徴、進み方の3点を合わせて判断します。

      生え際と頭頂部に現れるAGAの進行パターン

      AGAの薄毛は、生え際と頭頂部のどちらか、または両方から始まります。日本では、欧米で使われるNorwood分類に、頭頂部から薄くなるタイプを加えた分類が広く使われています。

      主なパターンは次のとおりです。

      パターン 薄くなり始める場所 詳しい解説
      M字型 生え際の両端(こめかみの上) M字はげの特徴
      O型 頭頂部(つむじ周辺) つむじの薄毛
      U字型 額の中央から全体が後退 生え際の後退
      前頭部型 前頭部全体が薄くなる 前頭部の薄毛

      どのパターンでも、進むと前頭部と頭頂部の薄毛がつながっていきます。M字型とO型が同時に進む混合タイプも珍しくありません。

      とくにO型は、自分では見えにくい場所から進みます。家族に指摘されて初めて気づく方も多いため、合わせ鏡やスマートフォンで定期的に撮影し、比べてみるのがおすすめです。撮影するときは、同じ照明と同じ角度にそろえると、わずかな変化も見分けやすくなります。

      M字型脱毛

      M字型脱毛

      M字型脱毛は額の生え際から脱毛・薄毛が進んでいく症状です。西洋人に多い症状と言われています。

      M字型脱毛の進み方は、最終的にはA字(U字)型脱毛と同様です。上図のように、最終的に頭頂部まで脱毛してしまいます。

      M字型脱毛もA字(U字)型脱毛と同様、初期症状が分かりやすい脱毛症状です。

      O型脱毛

      O字型脱毛

      O型脱毛とは、頭頂部から薄毛が拡大していく症状です。主に上図のように、進行していきます。

      1. 生え際と頭頂部から進行する
      2. 両方からも薄毛・脱毛が進行する
      3. 最終的には頭部全体がはげ上がる

      頭頂部がO型つまり円形にはげ上がるので、この名前で呼ばれています。アジア人の場合は、A字型(U字)型の次にこのO型脱毛が多いようです。

      O型脱毛は頭頂部から進行していきます。

      O型脱毛は自覚することが難しく、他人に指摘されるまで気づかないこともあります。

      他にも、M字型とO型の混合タイプがあります。

      A字(U字)型脱毛

      A字型脱毛

      「A字(U字)型脱毛」は以下のように抜け毛が進行していきます。

      1. 額の真ん中から徐々に脱毛する
      2. 頭頂部まで薄毛が進行する
      3. 最終的に後頭部と側頭部に髪の毛が残る

      日本人を含むアジア人で一番多いパターンの症状と言われています。最も初期症状が分かりやすい脱毛症状でしょう。

       

      AGAと間違えやすい脂漏性脱毛症や季節の抜け毛との違い

      AGAと間違えやすいのは、頭皮の炎症を伴う脂漏性脱毛症と、季節の変わり目に起こる一時的な抜け毛です。この2つはAGAと原因が違うため、対処法も変わります。薄くなり方と経過を比べると、違いが見えてきます。

      種類 薄くなり方 主なきっかけ 経過
      AGA 生え際や頭頂部の髪が細く短くなる 男性ホルモンと遺伝的な体質 自然には止まらず進む
      脂漏性脱毛症 フケやかゆみを伴い抜け毛が増える 皮脂の過剰と頭皮の炎症 炎症が治まれば落ち着くことが多い
      季節の抜け毛 頭全体から一時的に抜け毛が増える 季節によるヘアサイクルの変動 数カ月で元に戻る

      それぞれの詳しい見分け方は、脂漏性脱毛症と季節による抜け毛の記事で解説しています。

      境界がはっきりした円形の脱毛がある場合は、AGAではなく円形脱毛症の可能性があります。

      注意したいのは、脂漏性脱毛症とAGAが同時に起きている場合です。炎症を治しても薄毛が残るなら、背景にAGAが隠れていることがあります。

      AGA以外も含めた薄毛の原因は「男の薄毛改善できる!原因・症状・AGAとの違い・効果的な治療法・対策とは?」で幅広く整理しています。

      医師のマイクロスコープ診察でAGAの進行度を確かめる方法

      AGAの進行度は、医師が拡大鏡やマイクロスコープで頭皮を観察することで確かめられます。自分の目では見えない細い毛の割合まで、画面上で確認できます。

      診察で見るのは以下です。

      • 毛穴1つあたりの髪の本数
      • 細い毛の混ざり具合
      • 頭皮の赤みや皮脂の状態

      同じ頭皮の中でも、後頭部と頭頂部を比べると、AGAによる軟毛化の程度がはっきりします。

      私の診察でも、AGAだと思い込んで来院された方が、実は脂漏性皮膚炎による抜け毛だったというケースに時折出会います。

      反対に、季節の抜け毛だと思っていたらAGAが進んでいた、という方もいます。見た目の印象だけで判断すると、どちらの方向にも外れうるということです。

      大阪AGA加藤クリニックでは、医師がマイクロスコープで頭皮を確認し、画面を見ながら状態を説明しています。

      AGAの原因がわかったら何から対策を始めればいい?

      AGAの原因がわかったら何から対策を始めればいい?

      AGA対策は、生活習慣の見直しを土台にしつつ、主因への対処は医療に任せる2段構えで考えます。どちらか一方だけでは、AGAの2層の原因に対応しきれないからです。

      以下で、それぞれの考え方を解説します。

        生活習慣の見直しでAGA対策としてできることと限界

        生活習慣の見直しでできるのは、AGAの進行を後押しする要因を減らすことです。男性ホルモンと遺伝的な体質という主因は、生活習慣では止められません。

        この限界を知ったうえで、取り組みやすい見直しは次のとおりです。

        • タンパク質と亜鉛を意識した食事
        • 毎日一定のリズムでの睡眠
        • 指の腹でのやさしい洗髪
        • 禁煙と節酒
        • 適度な運動
        • 帽子や日傘での紫外線対策

        市販の育毛剤の多くは医薬部外品で、頭皮環境を整えるためのものです。ミノキシジルを配合した発毛剤とは目的が違うため、育毛剤で手応えがなかったとしても治療の効果まで否定する材料にはなりません。

        生活習慣の見直しが無駄だとは、私は思いません。ただ、それだけに期待を預けすぎないでほしいのです。

        見直しを続けながらも、早めに医療の力を借りてください。

        医療機関で受けられるAGA治療の選択肢

        医療機関でのAGA治療は、DHTを減らす内服薬と、発毛を促す外用薬が中心です。ガイドラインでは、いずれも推奨度Aに位置づけられています。薬の効果が十分でない場合の選択肢として、自毛植毛も推奨されています。

        治療 主な働き ガイドラインの推奨度
        フィナステリド内服 II型5αリダクターゼを抑えDHTを減らす A
        デュタステリド内服 I型とII型の5αリダクターゼを抑える A
        ミノキシジル外用 毛包に働きかけ発毛を促す A
        自毛植毛 DHTの影響を受けにくい後頭部の毛を移す B

        どの治療が合うかは、進行度や薄くなっている部位、体質によって変わります。

        内服薬には性機能に関する副作用などが報告されているため、医師の説明を受けたうえで選ぶことが前提です。

        治療法ごとの違いや費用、通院の目安は、AGA治療の費用の特集記事で詳しく解説しています。

        大阪AGA加藤クリニックでは、国内正規品の薬のみを扱っています。そのうえで進行度に応じて内服薬と外用薬を組み合わせ、一人ひとりの状態に合わせた処方を組み立てています。

        AGAクリニックに初めて相談するときの流れ

        AGAクリニックでの初回は、カウンセリングと医師の診察を経て、治療方針の説明を受ける流れが一般的です。診察結果を聞いたうえで、治療を始めるかどうかを判断できます。

        大阪AGA加藤クリニックでの流れは次のとおりです。

        1. LINEまたはWebで予約
        2. 毛髪診断士による無料カウンセリング
        3. 医師によるマイクロスコープ診察
        4. 治療方針の説明と同意
        5. 血圧測定と健康状態の確認
        6. お薬の処方

        医師の診察は初診料3,000円で、治療を始めたあとの再診料は無料です。会計は来院ごとの都度払いで、医療ローンや高額な契約はありません。

        完全予約制のため、ほかの患者さんと顔を合わせにくい環境です。カウンセリングを受けたからといって、その場で治療を決める必要はありません。

        通院が難しい方には、オンライン診療もあります。まずはLINEから気軽に予約・相談してみてください。

        まとめ

        今日からできる最初の一歩は、自分の髪の変化を記録することです。枕や排水口の抜け毛を数日分まとめて見て、細く短い毛が増えていないかを確かめてください。

        そのうえで、ご家族に薄毛の方がいて、変化が続いていると感じたら、医師の診察で進行度を確かめる段階です。睡眠や食事の見直しは、診察を待つ間も並行して続けましょう。

        大阪AGA加藤クリニックでは、毛髪診断士による無料カウンセリングを行っています。会計は都度払いで、高額な契約を勧めることはありません。

        「自分の薄毛はAGAなのか」を確かめるだけで構いませんのでLINEからお気軽にご相談ください。