この記事で説明する内容は?
”髪にハリコシのなさを最近感じるけどなんで?”
”ツヤとボリュームを戻すにはどうしたらいいの?”
”サロン専用のトリートメントがいいの?”
最近髪にハリコシがなくなった、と色々な市販のシャンプーやトリートメント、サプリを試してこられた方も多いでしょう。
実は、髪のハリとコシには明確な違いがあるんです。
この違いをはっきり理解し、ハリとコシを失う原因を突き止めると、正しい対処法が見えてきます。
今回は、髪にハリコシがなくなる原因と、ボリュームを取り戻す方法についてご紹介します。
総合頭髪治療を専門とする大阪AGA加藤クリニックグループ総院長 加藤です
臨床的に効果が認められた様々な薄毛・脱毛に有効な最先端の治療を得意としています
平成13年 近畿大学医学部 卒業
平成13年 大阪医科大学医学部付属病院 形成外科入局 麻酔科勤務
平成17年 大手美容外科 形成外科部長 植毛部門勤務
平成23年 大阪AGA加藤クリニック開業
日本形成外科学会 正会員
日本再生医療学会 正会員
国際抗老化再生医療学会 正会員
髪の毛のハリとコシとは?
髪の毛のハリとは、引っ張った時の髪の強度を指します。つまり髪の毛一本を一定方向に引っ張るとき、切れずに耐えられる限界の強度のことです。
例えば、毛髪の両端を指でつまんで引っ張る場面を想像してみてください。引っ張る力に耐えるのが髪のハリです。
一方髪の毛のコシとは、髪の弾力や反発力を指します。バネやゴムのように変形しても元の形に戻る性質のことです。
例えば、髪の毛先を指に巻きつけるとします。でも指を離すとクルッと元のまっすぐな状態に戻ります。
これは髪自体に弾力性があるからです。この弾力性が強ければ強いほど、コシのある髪の毛になります。
ハリとコシは違うけど1セット
ハリコシとセットで言われていますが、まさにその通りです。
それぞれは明確に意味や特徴が違います。
ハリとコシどちらが欠けても、髪のボリュームは失われてしまうのです。
強度と弾力をキープしていないと、美しく健康な髪を保つことはできないでしょう。
髪のハリとコシが失われる7つの原因は?
髪の毛がハリやコシを失ってしまう原因は以下の通りです。
- 加齢
- 栄養バランスの悪い食事
- 喫煙
- 過度の飲酒
- 風呂上がりに濡れた髪を放置
- ドライヤーの間違った使用方法
- 内臓疾患
加齢
加齢による老化は、髪のハリとコシを失う要因となります。
老化が及ぼす影響の一つとして、頭皮が血行不良を起こし始めます。
育毛には、必要な栄養素をしっかりと頭皮へ送り届けることが必要です。
しかし、頭皮の血流が悪くなると髪に栄養分が十分に行き届かなくなります。
また、髪はケラチンと呼ばれるたんぱく質から構成されています。
ケラチンとは、髪の毛の他、爪や皮膚の角質層を形成する成分の一つです。
加齢によりケラチン不足が起きると、髪が細くコシのない状態に変化していきます。
栄養バランスの悪い食事
栄養バランスの悪い食習慣が続くと、髪の健やかな成長に悪影響を与えます。
先ほど述べた通り、髪の成長にはケラチンというたんぱく質が不可欠です。
もしこのたんぱく質が不足すると、髪にダメージを与えます。
このように、食習慣の乱れは髪の健康を左右するので注意しましょう。
喫煙の習慣
喫煙は、髪の毛からハリとコシを奪う良くない習慣の一つです。
タバコに含まれるニコチンは毛細血管を収縮させ、頭皮の血行も悪くします。
これにより髪の成長に不可欠なたんぱく質やその他の栄養素が頭髪全体に届かなくなるでしょう。
さらにタバコのニコチンには、動脈硬化を起こすリスクを高めます。
毛髪も含めからだの健康のために、ぜひ喫煙の習慣を見直しましょう。
過度の飲酒
過度の飲酒は、髪に大きなダメージを与えます。
アルコールを分解するためには、大量のアミノ酸を必要とします。
アミノ酸は、髪の成長に欠かせないケラチンを合成するのに欠かせない大切な栄養素の一つです。
アルコールでアミノ酸が大量に消費されると、髪に必要なアミノ酸が不足します。
結果として、ハリとコシのない髪が作られてしまうのです。
過度の飲酒の習慣は、髪のハリとコシを失う原因となるので注意しましょう。
風呂上がりに濡れた髪を放置
濡れた髪をそのまま放置すると、結果的に髪のハリとコシを奪います。
以下のように髪や頭皮に良くない影響を与えます。
- 髪が乾く過程で髪内部から水分が奪われる
- 髪同士や寝具との摩擦でキューティクルが傷つく
- 頭皮にバクテリア菌が沸き臭いやふけが発生する
結果として、髪のキューティクルが剥げ、パサつき・枝毛になる可能性を高めます。
ドライヤーの間違った使用方法
ドライヤーで髪を乾かす時にも注意が必要です。
髪のキューティクルが痛めることになり、ダメージヘアへとつながります。
ドライヤーを使ったNGヘアケアは以下の3つです。
- 入浴後いきなり髪を乾かし始める
- 髪を乾かす順番を間違える
- 熱風だけで髪を乾かす
内臓疾患
髪のハリとコシが失われ薄毛や抜け毛になる場合、内臓疾患が原因の可能性も疑いましょう。
内臓の回復のため、普段は髪に届けられるタンパク質などの栄養素が優先的に使用されるからです。
結果として発毛サイクルを乱し、薄毛になる可能性を高めるでしょう。
薄毛につながる可能性がある内臓疾患として以下のものがあります。
- 肝臓病
- 腎不全
- 糖尿病
- 高脂血症
- その他(副腎の機能低下や脳下垂体の機能障害)
内臓疾患が原因の薄毛の場合は、市販の育毛剤を使用しても効果は期待できません。
内臓疾患が原因の薄毛の場合は、かかりつけの内科医に診療してもらいましょう。
内科で内臓の疾患を治療しても薄毛が改善しない場合は、薄毛治療の専門医にご相談ください。
髪のハリとコシを復活させる7つの方法
自分の髪にハリやコシを取り戻すために今からできる対策法は以下の方法です。
- シャンプーで頭皮をケアする
- サロン専用のトリートメントを使う
- ドライヤーの前にヘアオイルを馴染ませる
- バランスのとれた食事をとる
- 良質な睡眠をとる
- タバコや飲酒の習慣を見直す
- 有酸素運動をする
シャンプーで頭皮をケアする
毎回シャンプーをする時は、特に頭皮をケアしてあげましょう。
以下の点を心がけて下さい。
- シャンプーで毛穴の汚れの詰まりをきれいに落とす
- 頭皮や髪に刺激や負担のないシャンプーを使用する
- 頭皮マッサージで血行を良くし新陳代謝を上げる
サロン専用のトリートメントを使う
サロン専売品のトリートメントを選ぶことをお勧めします。
市販のトリートメントに比べ、髪に対して安全性が高く効果も出やすいです。
トリートメントで髪の内部に栄養を入れて、毛髪にハリコシを戻しましょう。
リンスやコンディショナーと比べ、より多く髪内部に栄養に入れることができるからです。
美容院でするトリートメントで集中ケアをすることもお勧めです。
ドライヤーの前に髪にヘアオイルを馴染ませる
ドライヤーの前に髪にヘアオイルを馴染ませることも、髪のハリとコシを保つ効果があります。
まずはミストタイプの洗い流さないトリートメントで潤いを補給します。
その後、ヘアオイルで表面をコーティングしキューティクルを保護しましょう。
ドライヤーで熱風を当てても、髪をツヤのある仕上がりにしてくれます。
バランスのとれた食事をとる
毎日3食、バランスのとれた食事をとるよう心がけて下さい。
髪に必要な下記の栄養素を豊富に含む食事を積極的にとるよう意識しましょう。
- ビタミン
- ミネラル
- たんぱく質
- 鉄
- 亜鉛
良質な睡眠をとる
生活習慣を見直し、良質な睡眠をとることができるようにしてください。
仕事の休みの日も、いつも通りの時間に起きて生活サイクルを乱さないように心がけましょう。
タバコや飲酒の習慣を見直す
タバコや飲酒の習慣を見直しましょう。
タバコは髪の毛の成長を邪魔する要因と考えられているからです。
多くの人にとって、タバコはストレス解消の手段かもしれません。
タバコに代わる別の手段を見つけて、ストレスを発散しましょう。
過度の飲酒の習慣は、髪の成長に必要なアミノ酸が行き渡らなくなります。
飲酒は、飲む日と飲む時間帯を決めて、それをしっかり守るようにしましょう。
有酸素運動をする
有酸素運動をして体を動かすなら、効率良く頭皮へ必要栄養素を届けることができます。
有酸素運動は身体の血行を促進するからです。
フラフープやスクワットなど効率よく代謝を整えるものから手軽に始めてください。
運動が終わって30分後の入浴も良いと言われています。
運動後の血流を効率的に流す事ができるからです。
まとめ
髪にハリやコシがなくる原因は、単に老化だけではありません。
毎日の生活習慣やNGヘアケア、内臓疾患が原因の場合もあるのです。
それが頭皮の血行やキューティクルに悪影響を与えています。
何が原因なのか理解し、正しく対処することで髪のハリとコシを取り戻しましょう。
それでも髪の問題が改善されない場合、AGAによる髪のトラブルが疑われる可能性があります。
髪のトラブルを1人で抱え込まないでください。
実績のあるAGA頭髪治療専門クリニックの無料カウンセリングで相談することをおすすめします。