AGAとは、Andro Genetic Alopeciaの略語で「男性型脱毛症」のことです。AGAは成人男性によくみられる髪が薄くなる状態のことを指し、男性ホルモンの影響や遺伝などを主な原因として、生え際（M字部分）や頭頂部の髪がどんどん薄くなっていきます。
AGAの主な原因として、男性ホルモン（テストステロン）が挙げられます。

本来であれば男性ホルモンの成分であるテストステロンは髪を増やすものとして存在しますが、5αリダクターゼという酵素とテストステロンが結びつくことによりDHT（ジヒドロテストステロン）というホルモンに変化します。DHT（ジヒドロテストステロン）は毛母細胞に攻撃をして毛髪の成長を妨げる為、本来の役割とは逆に抜け毛が増えてしまいます。男性ホルモン（テストステロン）がDHTへと変化することでヘアサイクル全体が乱れ、薄毛を引き起こすのです。

男性ホルモン以外にも日常的な食生活の乱れ、睡眠不足、運動不足、アルコール、タバコもAGAの原因となりますので日々の生活にも注意することが大事です。

AGAは生え際から後退したり、頭頂部から薄くなり始めたり、その両方であったりと様々な進行のパターンがあるというのが特徴です。現在、日本ではAGAの悩みを持つ男性が1200万人もいるといわれており、その数がどんどん増えていっている状態です。
詳しくはAGA（男性型脱毛症）についてのページを御覧ください。

びまん性脱毛症（FAGAなど）は女性に多く見られる薄毛の症状で、特定部位ではなく、頭部全体に生じる傾向があります。
加齢によるホルモンバランスや自律神経の乱れが主な原因と言われていますが、遺伝的な要因が原因で発症することもあります。
30代後半～40代で発症する方が多いと言われていますが、年齢に関係なく起こることもあり、20代で発症する方も中にはいらっしゃいます。
20歳以上の女性の約40％において、少なくとも生涯に一度はびまん性脱毛を発症すると言われており、抜け毛の増加がびまん性脱毛症の最初の兆候です。

通常のヘアサイクルであれば、発毛後約1～4年程度の成長期を迎え、その後退行期から休止期に移行し、2～3ヶ月程度の休止期が終わればまた成長期を迎えるのですが、びまん性脱毛症を発症すると髪が成長しきっていないまま抜け落ち、休止期の期間も通常より長くなってしまう為、抜け毛が増え頭皮の露出が目立つようになります。
男性に起こる薄毛に関しては認知度も高く、治療についてもご存じの方は多いのですが、女性の薄毛に関してはご存じない方が多く、女性は薄毛にならないと思っている方も多くいらっしゃいます。

急に抜け毛が増え、頭皮の露出が目立ち始めるとご不安に感じられるかと思いますが、薄毛の症状はきちんと予防や対策を行うことで改善していきます。
大阪ＡＧＡ加藤クリニック難波院では男性だけでなく、女性の発毛治療にも力を入れており、豊富な薄毛治療の経験を生かし、内服薬や外用薬、注入治療などの様々な薄毛治療のメニューをご提案致します。