
薄毛の原因は、生活習慣と深く関係しています。
特にAGA(男性型脱毛症)は、不規則な生活習慣が原因でホルモンバランスが崩れ、その結果薄毛につながってしまうケースが多くなります。
睡眠不足や栄養バランスが偏った食事、運動不足などがAGAになる大きな要因になっていると考えられているのです。
人気お笑い芸人の雨上がり決死隊の宮迫博之さんやフットボールアワーの岩尾望さんは、育毛シャンプーを使用しながら同時に「AGA治療」も行っていたそうです。
職業柄、食事の時間や睡眠の時間帯がバラバラな方は、不規則な生活習慣が身についてしまい、そのためAGAのリスクが高まる傾向にあります。
逆を言えば、規則正しい生活習慣を身に着けることができると、健康的でコシのある髪の毛が育つ体質になることが可能です。
そこで今回は、自身がAGAかどうか気になる方に、AGAセルフチェック法と生活習慣改善法をご紹介いたします!
この記事は大阪AGA加藤クリニック加藤健太郎医師の監修で制作されています。
関西随一のAGA治療専門医院 大阪AGA加藤クリニックに無料で問合せできる公式LINEアカウントに気軽に友達登録してください。
読みたい見出しをクリック
AGAのセルフチェック
薄毛で悩んでいない方もこれからAGAになる可能性は否定できません。 そこで、以下にAGAのセルフチェックリストをご紹介いたします。
- 父方の親族に薄毛の方がいる
- 母方の親族に薄毛の方がいる
- 髪の毛が細くなっていると感じている
- 最近髪の毛にコシが無くなっていると感じている
- 額の面積が広くなってきたと感じている
- 頭頂部の髪の毛が薄くなってきたと感じている
- 頭頂部と額の両方の髪の毛が薄くなってきたと感じている
上記の項目にひとつでも当てはまる方は、これからAGAの可能性が疑われます(もちろん個人差がありますので、一概には言えませんが)。 このセルフチェックリストはあくまで今の状況を確認するものなので、心配な方はAGA専門クリニックの医師による薄毛のチェックを受けてみてください。
AGAでは患者様の生活環境や体質に合わせた処置を行うので、上記で示した項目以外にも、チェックしてみていただきたいポイントがいくつかあります。 今は薄毛で悩んでいない方も、不規則な生活習慣を送ることにより、AGAになる危険性は高まる傾向にあるので、不規則な生活を送っている方はAGAの注意が必要でしょう。
AGAのリスクを高める生活習慣
- 睡眠不足がAGAを引き起こす!?
- タバコはAGAに影響する?
- アルコールとAGAの因果関係
- ストレスとAGAの関連性
睡眠不足がAGAを引き起こす!?
睡眠不足や睡眠の質が、AGAに影響を及ぼしていると考えられています。
睡眠不足になると自律神経が乱れてしまいます。自律神経には緊張状態に働く「交感神経」と、リラックスしている際に働く「副交感神経」の2種類があります。 この2つの神経のバランスが乱れることで、ホルモンバランスが崩れてしまいます。その結果、内臓の働きや血流の流れが悪化し、AGAにつながる可能性が高まるのです。
また、睡眠中には髪の毛の成長に必要なホルモンが多く分泌されるので、十分な睡眠時間をとれていない方は注意が必要です。
タバコはAGAに影響する?
喫煙もAGAとなる可能性が高くなります。
髪の毛は、毛細血管から毛母に栄養素が行くことで健康的な毛が生えます。 しかしタバコを吸うと、タバコに含まれている成分の「ニコチン」が毛細血管を収縮させてしまい、毛母に安定的な栄養素を供給ができなくなる可能性が出てきます。 その結果、髪の毛にコシが無くなり、毛が細くなってしまう可能性が出てきます。
また、タバコを吸うと悪玉男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)の血中濃度が高くなる傾向にあり、AGAにつながる可能性が高くなります。
- 髪の毛にコシが無くなり、毛が細くなる可能性がある
- DHT(ジヒドロテストステロン)の毛中濃度が高くなる傾向がある
人それぞれ体質が違うので、必ずしもタバコがAGAに直結するとは言えませんが、悪影響を及ぼすリスクがあると考えられています。
アルコールとAGAの因果関係
アルコールもAGAに悪影響を及ぼすリスクを含んでいます。
お酒は適量であれば、「百薬の長」と呼ばれるほど健康に良い影響を与えてくれますが、アルコールを摂取しすぎると毒にもなります。アルコールは体内に入ると「アセトアルデヒド」という物質になります。このアセトアルデヒドは肝臓で分解します。 少量のアルコールであればアセトアルデヒドを分解できますが、肝臓の分解機能では間に合わないほどの大量のアルコールを摂取した場合、血中にアセトアルデヒドが残ったままになります。
このアセトアルデヒドが血中に残ってしまうと、頭痛や吐き気といった二日酔いの症状が出ます。 そしてこのアセトアルデヒドは、AGAの原因となる男性ホルモンDHT(ジヒドロテストステロン)の増加を促す作用があるとされています。
また、アルコールを飲みすぎてそのまま寝てしまい、頭皮の環境を不衛生なままにしておくと毛穴に菌が繁殖し、薄毛の原因になるのです。
- アルコールは適量であれば、AGAの直接の原因にはならない
- 大量の飲酒はDHT(ジヒドロテストステロン)の増加を促す危険性がある
アルコールは適量であればストレスの緩和する作用があるので、お酒を飲む際は適度にたしなむ程度にしたほうがよいですね。
ストレスとAGAの関連性
ストレスもAGAになるリスクを高める要因のひとつだと考えられています。 ストレスをため込んでしまうと自律神経が乱れてしまい、内臓の機能不全や不眠などの症状が出るからです。 「病は気から」という言葉がありますよね。自分は健康であると自覚することで病気が改善するという意味です。AGAにも同じことが言えます。
AGAはとても大事な問題ではありますが、あまり「薄毛をどうにかしなければならない」と考えすぎるのもよくありません。
AGA対策をしっかりと行い、「やるべきことはやったのだから大丈夫」といったプラス思考を持つことも必要です。 どのような重大な問題や病気でもやるべきことを行えば心の整理ができます。
ストレスと関係性が高い脱毛症には、円形脱毛症も挙げられます。 AGAと思っていても実際は過度のストレスによる慢性円形脱毛症の場合もあるので、薄毛の症状が出た場合は自身だけで判断せず、一度AGAクリニックのドクターに相談してみてください。
AGAにとって良い生活習慣とは?
ここまで、生活習慣とAGAの関係性を説明してきましたが、ここからはAGAを予防、または改善に期待できる生活習慣をお伝えいたします。
- ゴールデンタイムに睡眠の軸を置く
- 適度な運動をする
- バランスのよい食事を心がける
ゴールデンタイムに睡眠の軸を置く
よく昔から「寝る子は育つ」と言われます。医学的にも睡眠をしっかりととっている子供は十分な成長ホルモンが分泌されて健康的な体の形成につながるようです。 また、睡眠時間だけではなく睡眠をとる時間帯も重要なカギになります。
理想的な睡眠時間帯は22時~2時の間だと言われています。 この時間帯は睡眠の「ゴールデンタイム」と呼ばれており、ゴールデンタイムに成長ホルモンが多く分泌され、健康的な髪の毛が生える体質になります。 そこでAGA対策のひとつとして、睡眠の軸をゴールデンタイムに置いたほうがよいでしょう。
また、睡眠の質も重要です。 睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類が存在します。 睡眠は徐々に浅い睡眠から深い睡眠に移行し、「ノンレム睡眠」に入ります。このノンレム睡眠で一番深い眠りを「徐波睡眠」と呼び、睡眠時間の3分の1を占めていると言われています。この徐波睡眠中に髪の毛の成長につながる成長ホルモンが多く分泌されます。
そして、ノンレム睡眠とノンレム睡眠の間の浅い睡眠を「レム睡眠」と呼びます。レム睡眠中は脳が活発に働いており、記憶の定着が行われていると考えられています。
では、レム睡眠とノンレム睡眠の特徴とは、どんなものでしょうか?
レム睡眠の特徴
- 浅い睡眠で脳が活発に活動している
- 記憶の定着や記憶の整理が行われている
ノンレム睡眠の特徴
- 脳の活動が休んだ状態になる
- 一番深い睡眠(徐波睡眠)中に成長ホルモンが多く分泌される
以上のことから、AGA対策としては以下の生活習慣を身につけたほうがよいでしょう。
- 睡眠時間の軸を22時~2時の間に設ける
- 徐波睡眠がきちんととれるように睡眠の質を向上させる
睡眠はAGA対策以外にも体、調管理には欠かせない重要な要素になりますので、ぜひ一度、睡眠の内容を見直してみてください。
適度な運動をする
適度な運動はストレスを解消する効果や、新陳代謝を促す効果があります。 特に、軽い散歩がストレス解消によいと言われ、散歩をする時間帯は朝がよいのです。 朝日を浴びることで自律神経が整えられ、薄毛だけでなく体調不良の改善にも効果が期待できます。また、散歩によって体が温まり、免疫力の向上も期待できるからです。
しかし「毎日30分以上散歩をするのは大変だな・・・」と思っている方も多いでしょう。 そこで、朝の散歩を継続するためのポイントをご紹介しましょう。
- 時間は30分程度
- 音楽を聴きながら運動をする
- 家族や友人と会話をしながら散歩をする
- 朝日を浴びる
ただ歩くのは大変だと感じてしまう方は、スマートフォンなどで自分の好きな音楽やラジオなどを聞きながら散歩すると、楽しく続けられるかもしれませんね。
また、1人で散歩をするのではなく家族や親しい友人と会話をしながら散歩をすると楽しく散歩を続けられます。 散歩をする時間を確保するのが難しい場合は、ストレッチをすると体のコリが取れて、ストレス解消にもつながるでしょう。
適度な運動はAGAだけではなく生活習慣病の予防にもなります。最初は苦しく感じる運動も、家族や友人と一緒にすることで楽しく続けられると思います。
バランスのよい食事を心がける
髪の毛は「ケラチン」というタンパク質と、その材料になる20種類のアミノ酸で構成されています。 ただし、タンパク質が含まれている食べ物を食べれば髪の毛に良い、というわけではありません。 タンパク質などの栄養素を効果的に体に吸収するためには、鉄分や亜鉛に含まれる「ミネラル」も必要です。
また、「ビタミン」を摂取することで皮脂の過剰分泌を防ぐ効果があるとも言われています。 AGAの予防や改善のためには、「タンパク質」「ミネラル」「ビタミン」をバランスよく摂取する必要があるでしょう。
- タンパク質
- ミネラル
- ビタミン
これらの栄養素を、いろいろな食物から摂取するようにしてください。
タンパク質の摂取
タンパク質の摂取には「鶏肉」がよいと言われています。 鶏肉にはタンパク質以外にもビタミンやミネラルも含まれているので、お肉が好きな人は鶏肉を中心に食べてみてもよいですね。
ミネラルの摂取
ミネラルは、いろいろな食材に含まれています。特に日本食に使用されている食材はミネラルが豊富です。 なかでも「ひじき」は、「カリウム」「カルシウム」「鉄」「リン」「ナトリウム」など、たくさんのミネラルを含んでいます。
そういえば、海藻類を食べると髪の毛が生えるといった説があります。 確かに海藻類はミネラルが豊富ではあるものの、髪の毛の成分となるタンパク質の摂取が難しいので、海藻類だけ摂取しても薄毛の改善効果はあまり期待できそうにありません。 AGA予防のために、和食をメインにしてみてはいかがでしょうか。
ビタミンの摂取
ビタミンの中でも特に、「ビタミンE」と「ビタミンB6」がAGAに効果があると言われています。 ビタミンと聞くと果物を連想する方も多いかもしれませんが、果物以外にも緑黄色野菜にもビタミンが豊富に含まれています。
なかでもほうれん草には、髪の毛によいとされる「ヨウ素」と「鉄分」が多く含まれています。サラダなどを食べるときには、ビタミンが豊富な緑黄色野菜を多く摂るようにすると、AGA改善に効果が生まれてくるでしょう。
バランスの良い食事と適度な運動をすることで、体の中からAGAを改善していってください。
生活習慣を改善して健康的な髪の毛を手に入れよう
一度染み付いた生活習慣をいきなり変えることは、なかなか難しいかもしれません。 職業によっては、どうしても不規則な生活サイクルになってしまう場合もあると思います。 まずは今すぐできそうなことから少しずつ改善し、規則正しい生活習慣を身に着けることができればよいですね。 AGA予防・改善が、生活習慣病のリスクを減らすことにもつながれば、こんなに嬉しいことはありません。 健康的な生活を送って、ぜひAGAを予防・改善していきましょう!

総合頭髪治療を専門とする大阪AGA加藤クリニックグループ総院長
臨床的に効果が認められた様々な薄毛・脱毛に有効な最先端の治療を得意とします
高い技術と広い見識に加え、患者それぞれの生活に寄り添う専門治療が評判です
平成13年 近畿大学医学部 卒業
平成13年 大阪医科大学医学部付属病院 形成外科入局 麻酔科勤務
平成17年 大手美容外科 形成外科部長 植毛部門勤務
平成23年 大阪AGA加藤クリニック開業
日本形成外科学会 正会員
日本再生医療学会 正会員
国際抗老化再生医療学会 正会員