薄毛・ハゲ

髪の毛が抜ける原因と対策方法完全解説!病院に受診するベストタイミングは?

「頭を洗っていると、落ちる髪の毛の数が増えてきた気がする…。これって薄毛の始まり?」

このような悩みを持たれている方も多いのではないでしょうか。髪の毛が抜けることは普通のことですが、その量が増えると心配になりますよね。

「毎日髪を洗うと抜け毛が増える」「ヘアケア商品を使いすぎると抜け毛の原因になる」といった誤った情報があるようですが、日常的なヘアケアの使用は、むしろ髪と頭皮の健康に寄与します。

この記事では、抜け毛の原因や自宅でできる対策医療機関での治療法を解説します。自分の髪と頭皮の状態を見つめ直し、適切なケアをするために最後までご覧ください。

この記事は主に男性の抜け毛症状について説明しています。女性の抜け毛症状についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

なぜ髪の毛は抜けるのか?

なぜ髪の毛は抜けるのか

髪の毛は生えてから自然に抜け落ちるまでの一連の流れ、つまり成長サイクルがあります。この成長サイクルは成長期、退行期、休止期の三つのフェーズからなります。

髪の毛一本一本がこのサイクルを繰り返すことにより、髪の毛を保つことができるのです。成長期では髪の毛は毎日約0.3mm成長し、約2ヶ月後に新しい毛髪が生えて、古い髪の毛は抜け落ちます。

髪の毛のサイクルを把握して発毛に役立てる方法を以下の記事で解説しています。

髪の毛が抜ける自然なプロセス

毎日何本かの髪の毛が抜けるのは、この成長サイクルの一部なのです。一般的に健康な状態では、1日に50〜100本程度の髪の毛が抜けると言われています。

これは新しい髪の毛が生えるスペースを作るための自然なプロセスです。しかし、この数が大幅に増えてしまうと、抜け毛が増えていると感じるかもしれません。そのような場合、特定の原因が考えられます。

抜け毛が増える原因は?

抜け毛

抜け毛が増えるのは以下の原因が考えられます。

  • 遺伝的要素
  • 男性型脱毛症(AGA)
  • 食事
  • 睡眠不足
  • 運動不足
  • 病気による抜け毛
  • 薬剤による抜け毛

それぞれを詳しく解説します。

遺伝的要素

遺伝的要素

遺伝的要素が抜け毛の一因であると言われています。遺伝子は髪の毛の特性、成長サイクル、脱毛症の可能性に影響を与えることが知られています。

親や近親者が薄毛や抜け毛に悩んでいた場合、同じ問題を抱える可能性が高くなります。そのため、家族に薄毛の人がいる場合は、早めの予防策を考えることが重要です。

男性型脱毛症(AGA)

男性型脱毛症(AGA)

男性型脱毛症(AGA)は、成人男性特有の進行性の脱毛症です。これは男性ホルモン(特にジヒドロテストステロン)が毛根に影響を与え、髪の毛の成長サイクルが乱れてしまうことが原因で発生します。

AGAは遺伝的な要素も関わっていますが、生活習慣や食生活の影響も受けやすいとされています。

AGAによる抜け毛の特徴を以下の記事で詳しく説明しています。

食事

食事

栄養不足や偏った食事は、抜け毛の一因となります。髪の毛を構成する主成分であるケラチンはタンパク質から作られます。

タンパク質が不足すると髪の毛の生成が滞り、抜け毛につながることがあります。また、髪の毛の成長に重要なビタミンやミネラルの不足も抜け毛の原因となりえます。

睡眠不足

睡眠不足

睡眠は体を回復させるための重要な時間です。特に毛髪の成長には、ホルモンバランスが整った健康的な状態が求められます。

睡眠不足はそのバランスを乱し、抜け毛を引き起こす可能性があります。深い睡眠が必要な理由の一つが、成長ホルモンが分泌される時間帯と重なっているからです。

運動不足

運動不足

運動不足は血行不良を引き起こす可能性があります。血行が悪いと、頭皮まで必要な栄養が届きにくくなり、抜け毛の原因となります。

適度な運動によって血行を良くし、頭皮に栄養を行き渡らせることで、髪の毛の健康状態を維持することができます。

病気による抜け毛

病気による抜け毛

特定の病気や疾患は抜け毛の原因となることがあります。以下の病気は抜け毛を引き起こす可能性があるでしょう。

脂漏性皮膚炎

薬剤による抜け毛

薬剤による抜け毛

一部の医薬品や治療法も抜け毛を引き起こす可能性があります。特に、抗がん剤のような強力な薬物は、体内の細胞分裂を阻害することで髪の毛の成長が止まり、抜け毛が起こることがあります。

また、高血圧の治療薬、抗うつ薬、抗凝固薬なども稀に抜け毛を引き起こすことが考えられます。

自宅で行える抜け毛対策と予防方法は?

自宅で行える抜け毛対策と予防方法は?

自宅で行える簡単な抜け毛対策や予防方法をご紹介します。

適切なヘアケア

適切なヘアケアは抜け毛予防のための基本的なステップです。髪は摩擦や熱で傷んでしまいます。

そのため、頻繁なヘアスタイリングツールの使用(ストレートアイロンやカールアイロンなど)や強力なヘアスプレー、ジェルの過度な使用は避けましょう。これらを頻繁に使うと髪を乾燥させ、ダメージを与えてしまいます。

また、髪を洗うときは優しく洗いましょう。頭皮を強くこすると、髪と頭皮に余計なストレスを与え、抜け毛を引き起こす可能性があります。

必要な栄養素の摂取

食事は髪の健康に大きな影響を与えます。髪の健康に必要な栄養素には以下があります。

栄養素 効果
タンパク質 髪の主成分であるケラチンはタンパク質で作られている
亜鉛 髪の主成分であるタンパク質を体内で効率よく利用するために大切
ビタミンA 新陳代謝を促すことで髪の健康を促進
ビタミンC 頭皮環境を改善
鉄分 髪や頭皮に酸素や栄養を運ぶ血液作りに不可欠

ストレスの管理

ストレスは抜け毛の一因となります。ストレスは体のホルモンバランスを乱し、髪の成長サイクルに影響を及ぼす可能性があります。

ストレスを管理することは、心身の健康だけでなく、抜け毛予防にも重要です。生活の中で以下の時間を取り、ストレスを解消しましょう。

  • リラクゼーション(瞑想や深呼吸など)
  • 適度な運動
  • 十分な睡眠
  • 趣味

適切なスカルプケア

スカルプケアとは、頭皮(スカルプ)のコンディションを安定するために行う手入れのことです。頭皮が健康であれば、髪の毛も健康に成長することができます。

頭皮を清潔に保つこと、余分な皮脂や汚れを洗い流すことは基本的なスカルプケアです。シャンプーの選択も重要で、自身の頭皮のタイプ(乾燥しているか、脂性かなど)に合ったものを選びましょう。

また、定期的な頭皮マッサージも血流を改善し、髪の成長を促進します。

抜け毛に効果的なシャンプーの選び方

抜け毛に効果的なシャンプーの選び方

抜け毛予防のシャンプー選びで重要なのは成分です。抜け毛予防に役立つシャンプー成分は以下です。

  • ビオチン(ビタミンB7)
    アミノ酸の代謝に関わり、髪の毛を健康な状態に保つのに役立ちます。
  • パンテノール(プロビタミンB5)
    髪の生成を促進する成分で、新陳代謝を活発にします。
  • アミノ酸系洗浄成分:皮膚に優しい洗浄力を持ち、髪や頭皮を適度に清潔に保ちます。

頭皮の状態別のシャンプーの選び方

シャンプー選びは頭皮の状態によって変わります。例えば、頭皮が乾燥している場合は、保湿成分が豊富なシャンプーが適しています。

また、脂性の頭皮の場合は、余分な皮脂を落とすことができる洗浄力の高いシャンプーが良いでしょう。頭皮環境を整えることが、髪の健康を維持するために重要です。

シャンプーを選ぶ際は、刺激的な成分(例えば硫酸塩)を避けることも重要です。これらの成分は頭皮を過度に乾燥させ、炎症やかゆみを引き起こすことがあります。

刺激的な成分を含むシャンプーの使用は抜け毛を悪化させる可能性があるため、避けた方が良いでしょう。

頭皮マッサージで抜け毛防止する方法

頭皮マッサージで抜け毛防止

頭皮マッサージは抜け毛の対策に有効な手段の一つです。頭皮マッサージをすると、頭皮の血行が促進され、毛母細胞への栄養供給が改善します。

頭皮マッサージにより、髪の成長をサポートし、健康な頭皮環境を保つことができます。

また、マッサージは頭皮の状態を和らげる効果もあります。頭皮が硬いと、髪の成長を妨げる可能性があります。

頭皮マッサージをすることで、硬くなった頭皮を緩和させ、髪の成長を促進します。

家でできる頭皮マッサージ

頭皮マッサージは自宅で簡単に行うことができます。基本的な頭皮マッサージの方法を紹介します。

  1. 温める
    マッサージを始める前に、頭皮を温めましょう。タオルを温めて頭皮に当てたり、温かいシャワーを浴びたりすることで、血流を促進します。
  2. 指の腹でマッサージ
    頭皮を傷つけないように、指の腹を使ってソフトにマッサージします。頭皮全体を円を描くように優しく動かし、頭の前から後ろへ進めます。
  3. 耳の上から下へとマッサージを進めていきます。

頭皮マッサージの効果を最大限に引き出すためには、定期的なケアが必要です。毎日数分間行うことが理想的です。

頭皮マッサージは、リラクゼーション効果もあるため、ストレスの軽減にも寄与します。これにより、ストレスによる抜け毛の予防にもつながります。

症状が進行?医療機関に受診するタイミングは?

症状が進行?医療機関に受診するタイミングは?

日々の抜け毛の量が増えているか気を付けることが重要です。一般的に、一日に約50〜100本の髪の毛が抜けるのは自然なことですが、それ以上になると問題があるかもしれません。

抜け毛だけでなく、他にも頭皮に問題がないか注意して見てください。

頭皮が赤くなったり、かゆみやふけが大量に出るなどの異常がある場合、頭皮の健康状態が良くない可能性があります。これらの問題は、抜け毛の進行を予兆しているかもしれません。

さらに、髪の毛の質感が変わったり、毛束が細くなるなどの変化も、抜け毛の進行のサインかもしれません。

医療機関受診の必要性とタイミング

以上のような症状が現れた場合、自分だけで解決しようとせずに、専門家に相談することをお勧めします。専門的な診断を受けることで、抜け毛の原因を明確にし、最適な治療法を見つけることができます。

また、自宅でのケアやライフスタイルの改善にも関わらず抜け毛が続いたり増えたりする場合も、早めに医療機関を受診することを推奨します。

一部の抜け毛の原因、例えば男性型脱毛症(AGA)などは、早期に対処することで進行を遅らせることが可能です。そのため、早期発見、早期対策が抜け毛問題解決の鍵となります。

20代の方に特に早めの通院をおすすめする理由を以下の記事で詳しく説明しています。

医療機関で行われる抜け毛治療

医療機関で行われる抜け毛治療

医療機関で行われる抜け毛治療には以下のものがあります。

  • ミノキシジルを使用した治療法
  • フィナステリドを使用した治療法
  • 自毛植毛(ヘアトランスプラント)

全ての治療法には、個々の状況や原因、程度により、効果が異なることや副作用があります。治療法を選ぶ際には、医療専門家と話し合い、自分に最適な治療法を選びましょう。

ミノキシジルを使用した治療法

ミノキシジルは、高血圧治療薬として開発されたもので、その副作用として毛髪成長の促進が見つかったことから、抜け毛治療にも用いられるようになりました。

ミノキシジルは血管を拡張し、頭皮への血流を増加させ、毛母細胞に栄養素を供給します。これにより毛髪の成長期が延長され、抜け毛を減らし、新たな毛髪の成長を促進します。

ただし、ミノキシジルの効果は個人差があり、すべての人に効果があるわけではありません。また、ミノキシジルを使用してもすぐに効果が出てくるわけではありません。

長期にわたり継続的な使用が必要となります。

フィナステリドを使用した治療法

フィナステリドは、男性型脱毛症(AGA)の治療薬として広く使用されています。この薬は、テストステロンが抜け毛を引き起こすDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されるのを防ぐ働きがあります。

これにより、乱れてしまったヘアサイクルや頭皮環境を正常に戻し、抜け毛の進行を遅らせることができます。

フィナステリドもミノキシジル同様、すべての人に効果があるわけではなく、副作用のリスクも存在します。また、継続的な服用が必要で、服用を停止すると脱毛が再開する可能性があります。

自毛植毛(ヘアトランスプラント)

自毛植毛は、自分の頭皮の健康な部分から毛髪を採取し、脱毛部に移植する治療法です。これは抜け毛が進行し、自然な毛髪の成長が難しい場合に用いられます。

自毛植毛は発毛組織を含む頭皮ごと移植するため、脱毛を根本的に解決できる可能性があります。しかし、手術の費用が高いことや、長期の回復期間が必要というデメリットもあります。

また、自毛植毛を受けた後に、髪の毛が生着せずに抜けてしまうケースもあり、成功率も個々の状況によります。

まとめ

抜け毛は日常生活の中で誰もが経験する自然な現象です。しかし、過度な抜け毛は生活習慣や栄養状態、ストレス、そして病気など様々な原因が関係しています。

まずは、適切なヘアケアとスカルプケア、バランスの良い食事、ストレスの管理をすることで、自宅で抜け毛対策をしてみましょう。また、抜け毛に効果的なシャンプーを使ったり、頭皮マッサージをすることも抜け毛防止に有効です。

それでも抜け毛が進行していると感じる場合は、早期の医療機関への受診が大切です。

今すぐ自分の生活習慣やヘアケアを見直し、抜け毛の予防と対策に役立ててみてください。それでも不安な方は、専門の医療機関に相談することを強くおすすめします。