
「まだ20代なのに、もう薄くなって来た―!」
「薄毛なんて、もっと年とってからなると思っていた」。
こんなふうに思っていたあなたの不安は計り知れないものがあるでしょうね。
でも、「若年性脱毛症」と呼ばれることの多い20代の薄毛は、その原因が判れば、対策や改善が可能です。
さあ、ここではその原因や対策をご紹介しましょう。
この記事は大阪AGA加藤クリニック加藤健太郎医師の監修で制作されています。
関西随一のAGA治療専門医院 大阪AGA加藤クリニックに無料で問合せできる公式LINEアカウントに気軽に友達登録してください。
読みたい見出しをクリック
若年性脱毛症
若年性脱毛症は、若い10代から薄毛や抜け毛が多くなる症状で、若い男性だけではなく、若い女性にも起こります。老化によって始まった抜け毛や薄毛ではなく、思春期を過ぎた10代から30代くらいまでの若い年齢層に対して、抜け毛や薄毛が始まるのが特徴です。髪の毛の生え際や頭頂部が薄くなるので、自分ではなかなか気づき難い場合もあります。「若いからまだ大丈夫」と安易に考えず、気づいたら早めに対策することが大事になります。
若年性脱毛症の原因は?
① ストレス
ストレスを上手く解消できず、溜めたままでストレスを感じ続けると、自律神経のバランスが崩れて血流が悪くなります。それが頭皮にも悪い影響を与えると思われます。
② 睡眠不足
若い時は夜型と云って、ついつい夜更かししていませんか。夜遅くまでテレビを見たり、 パソコンやゲームをして、いつの間にか明け方になっていたこともあるでしょ。昼間ダメージを受けた髪の毛を修復するのは睡眠中と云われますから、睡眠時間が少ないと髪の修復が出来なくなります。また、モニター画面を見続けることで眼精疲労や肩こりになり易く、そのせいで血流を悪くして頭皮に悪影響が出ます。
③ 偏った食生活
食生活が偏っていると若年性脱毛症になり易いのです。ファーストフードやお肉ばかり食べていると、血中コレステロールが高くなって、皮脂の分泌が増えてきます。皮脂が多くなると、毛穴が詰まり易くなってしまい薄毛や抜け毛の原因になってしまうことがあります。
④ 男性ホルモン
男らしい体つきを作る成長ホルモン・テストステロンがジヒドロテストステロンに変化して、脱毛を起こす働きが知られています。遺伝などの要因でこの変化が若年層のうちから始まる場合も、若年性脱毛症の原因の1つとなっています。
⑤ 病気
糖尿病や肝機能障害などの内臓機能疾患、免疫系や甲状腺ホルモンなどの疾患が原因となって、脱毛症状が見られる場合があります。10代、20代の若年層で急な脱毛が起こった場合は、病気の有無を確認するためにも、一度医療機関を受診しましょう。
【男性が薄毛に悩みだす年齢は】
年代(男性) |
薄毛を気にする人の割合 |
推定人数 |
10代(15歳~19歳) |
8.5% |
25万7千人 |
20代(20歳~29歳) |
28.4% |
180万6千人 |
30代(30歳~39歳) |
42.6% |
338万5千人 |
40代(40歳~49歳) |
42.6% |
392万2千人 |
50代(50歳~59歳) |
48.2% |
367万5千人 |
60代以上 |
61.5% |
114万4千人 |
出典:リーブ21 2015年「頭髪悩み度」調査より
【年齢別の起こり易い薄毛の症状】
年代(男性) |
気になる薄毛の部分 |
割合 |
10代(15歳~19歳) |
生え際の左右部分 |
58.8% |
20代(20歳~29歳) |
生え際の左右部分 |
50.7% |
30代(30歳~39歳) |
頭頂部 |
47.4% |
40代(40歳~49歳) |
頭頂部 |
57.3% |
50代(50歳~59歳) |
頭頂部 |
60.6% |
60代以上 |
頭頂部 |
58.5% |
出典:リーブ21 2015年「頭髪悩み度」調査より
10代や20代で薄毛の方は若年性脱毛症と呼ばれ、特に「生え際の左右部分」を気にしている方が多く見かけられます。症状としては、髪の毛がやせ細って全体的に髪の毛のボリュームが減ってしまっている方が多いようです。髪の毛に栄養が行き渡らずにやせ細っていくと、頭皮の地肌が透けて見えたり、髪の毛の艶などがなくなる症状が現れます。また、若年性脱毛症になる方は、DHTを作り出し易いという遺伝の可能性が考えられます。10代~20代で薄毛に悩んでいる方は早めに、AGAクリニックや頭皮ケアで遺伝子検査などの受診を検討してみてください。30代以降になると、頭頂部や前頭部などの頭皮の毛母細胞の働きが鈍ってきて、髪の毛の成長が止まり抜け毛や薄毛へとなる恐れがあります。30代以降からは薄毛の進行スピードが急激に速まる可能性があるので、早めの頭皮ケアを行ってください。
AGAの予防方法
薄毛を予防する育毛剤
育毛剤の作用は、髪の毛の発毛・育毛を促すもので予防効果はありません。でも、「発毛・育毛効果」が医学的に証明されている育毛剤はあります。それが、大正製薬の製造販売している「リアップ」という商品です。この「リアップ」には、日本皮膚科学会がAGA診療ガイドラインで推奨されている「ミノキシジル」という有効成分が含まれています。
薄毛を予防する治療薬
AGA専門クリニックでは、予防としてAGA治療薬の服用を推奨している施設があります。 3種類の治療薬のうち、外用薬としては、「ミノキシジル」、内服薬としては、「フィナステリド」、「デュタステリド」があります。これらはAGAの進行を抑える治療目的とした薬で、まだAGA発症を予防出来るかの検証はされていません。薄毛の症状が無い状態で、予防目的として治療薬を使用することは認められておらず、副作用のリスクというデメリットがあることも考え併せてください。でも、AGAは進行性の脱毛症なので、治療開始が遅れて症状が進行すると改善が難しくなり、選択出来る治療法が少なくなります。発症の早期発見による治療開始が改善をし易くすることが判っています。AGAの症状は目で確認出来るので、日頃から薄毛状態が現れていないか「セルフチェック」を行いましょう。少しでも薄毛が気になったら、AGA専門クリニックの「無料カウンセリング」を受けるのも良いでしょう。
薄毛を予防する食生活の改善
髪の毛の成長に作用すると医学的に証明された食物はないので、直接、薄毛を予防できる食べ物は無いと云えます。髪の毛の99%は「ケラチン」と呼ばれる、アミノ酸を含んだ「たんぱく質」で構成されています。 ① 「たんぱく質」は髪の毛にとって最も基本で、欠かせない栄養素です。「たんぱく質」は、肉、魚、卵などの動物性たんぱく質、豆腐や納豆などの植物性たんぱく質の2種類を両方バランス良く摂取するよう心掛けましょう。 ② ビタミンEは血管保護や血行促進作用があるので、魚介類・ごま・ナッツ類・植物油などから、摂取しましょう。玄米・豚肉・青魚・卵・大豆に含まれるビタミンB群は細胞成長を促進するので、「たんぱく質」が髪の毛になるのをサポートします。 ③ レバー・牡蠣・魚介類・うなぎなどに含まれる「亜鉛」は、良質な「たんぱく質」が豊富に含まれます。不足の場合は、髪が細く弱くなって、薄毛の原因になります。 ④ 豆腐や味噌汁、納豆に含まれる大豆の「イソフラボン」は抜け毛を抑制します。「イソフラボン」は女性ホルモンと同じ働きをするので、体内でこの栄養素が働くことで、髪が艶やかになって、コシが生まれます。 ⑤ 育毛環境を整える食べ物=大豆製品、ナッツ類、唐辛子、牡蠣、手羽先、柑橘類、緑黄色野菜、たまご、レバー、さば、うなぎ、海藻類
薄毛を予防するマッサージ
薄毛を予防出来ると医学的に証明されたマッサージ方法はありません。しかし、髪の毛は頭皮の毛細血管から成長に必要な栄養や酸素を取り入れるので、頭皮マッサージで血流を改善することは、髪の毛の健康増進に繋がります。 【効果的な頭皮マッサージ方法】 ① 指の腹で頭皮を掴み、円を描くように3回動かして、その後、3秒間圧迫します。これを頭皮全体で6~8か所行います。 ② こめかみの生え際に指をあて、頭頂部まで頭部を3回に分けて、強めに圧迫しながら手で頭皮を引き上げます。 ③ 指で頭皮を軽く叩きます。 頭皮マッサージの注意点は、過度なマッサージで頭皮にダメージを与えないよう、適度に行うことが大切です。
薄毛予防が出来るシャンプー
ドラッグストアなどで市販されているシャンプーは、配合される成分によっても様々あります。でも、「育毛・発毛効果」が医学的に証明されたシャンプーはないので、どれを選らんでも、直接薄毛を改善・予防する効果は期待出来ません。しかし、シャンプーには頭皮や髪の毛を清潔に保ち、頭皮環境を良くする効果や血流を改善する効果があります。髪の毛や頭皮に優しいシャンプーを使うことで、髪の毛の成長や健康をサポート出来ます。 薄毛の方におススメのシャンプーは、刺激が少なくて、お肌に合った頭皮に優しい「アミノ酸系のシャンプー」や「ノンシリコン系のシャンプー」など、洗浄成分や配合成分に注意して選びましょう。 【正しいシャンプーの方法】
- シャンプー前にブラッシングを行う。
- 熱過ぎないお湯で、地肌までしっかり濡らす。
- シャンプーは手のひらで泡立ててから使う。
- 爪を立てずに指の腹でマッサージするように洗う。
- 洗い残しが無いよう、しっかり洗い流す。
- 髪の毛は必ずタオルを使ってから、ドライヤーで乾燥させましょう。
- ドライヤーは頭皮から20㎝以上離して使用して、髪のダメージを防ぎましょう。
- 必要以上に長くドライヤーを使用すると、頭皮や髪の毛に悪い影響を与えることがあるので気をつけましょう。
生活リズムを整える
生活リズムが崩れると自律神経が乱れて、体を活発に活動させるための「交感神経」の働きが強まることで血管を収縮させ血行不良の原因となります、生活リズムを整えるには 「睡眠時間」が重要で快眠のポイントとして、以下の3ポイントが挙げられます。 【快眠のポイント】
- 適度な硬さの寝具を整える。
- 朝起きたら光を浴びる。
- 同じ時刻に眠る。
運動する
定期的な運動は育毛にも相乗効果をもたらします。主にジョギングやウォーキングなど、有酸素運動を定期的に行えば、体の代謝を高めて全身の血流を促すので、栄養素と酸素を効率よく毛乳頭へ運んで、毛母活動が活性化し毛髪の成長を促進します。 【血行促進】 AGA(男性型脱毛症)の改善には適度な運動することで血行を促進し、血流を改善することが有効です。
【汗】 AGA(男性型脱毛症)の改善のために適度な運動すると汗をかきます。そうすると、汗と一緒にAGAの原因物質と云われるDHT(ジヒドロテストステロン)も体外に排出されます。
【ストレス解消】 ストレスは血管を収縮させ血流を悪くし、分泌されたアドレナリンが皮脂を過酸化脂質に変え、毛穴を詰まらせて抜け毛の原因になります。運動でストレスを解消することは、頭皮・毛髪の環境正常化の効果が期待できます。
禁煙する
たばこには有害な化学物質が多く含まれ、特に「ニコチン」は血管を収縮させてしまいます。頭皮の毛細血管が収縮すると血行不良になり、髪の毛に十分な栄養や酸素が届かなくなってしまいます。その結果、髪の毛の成長に悪い影響を与えてしまうのです。また、たばこは肺がんなどの命に関わる病気を発症するリスクがあるので、健康を守るためにも禁煙することをおススメします。禁煙治療を専門とする「禁煙外来」もあるので、「たばこがどうしても止められない」と云う方は、一度医療機関を受診してみてはどうでしょうか。
いかがでしたか、薄毛を予防出来る医学的に証明された方法はありませんが、髪の毛の健康をサポートするために日常生活で気を付けるポイントをご紹介しました。 是非、参考にしてみてください。

総合頭髪治療を専門とする大阪AGA加藤クリニックグループ総院長
臨床的に効果が認められた様々な薄毛・脱毛に有効な最先端の治療を得意とします
高い技術と広い見識に加え、患者それぞれの生活に寄り添う専門治療が評判です
平成13年 近畿大学医学部 卒業
平成13年 大阪医科大学医学部付属病院 形成外科入局 麻酔科勤務
平成17年 大手美容外科 形成外科部長 植毛部門勤務
平成23年 大阪AGA加藤クリニック開業
日本形成外科学会 正会員
日本再生医療学会 正会員
国際抗老化再生医療学会 正会員