プロペシアは、元々前立腺治療薬として開発され使用されていましたが、薬の副作用として抜け毛が抑えられるといった効果が見られるようになり、改めて薄毛治療薬としての研究開発がされたお薬です。
抜け毛が起こる原因のひとつとして、ジヒドロテストステロン(DHT)というホルモンが大きく関わっていると言われています。
血中の男性ホルモン、テストステロンと還元酵素(5αリダクターゼ)が体内で結びつくと、ジヒドロテストステロン(DHT)が生成され、このジヒドロテストステロンが抜け毛の原因となるTGF-βという脱毛因子を生み出し、抜け毛を誘発します。
薄毛を進行させない為には、まず抜け毛を抑える必要があり、ジヒドロテストステロン(DHT)の生成そのものを阻害することが重要となります。
還元酵素(5αリダクターゼ)にはⅠ型とⅡ型のふたつの型が存在しており、Ⅰ型は主に側頭部や後頭部、ほぼ全身の毛乳頭細胞に存在し、主にⅡ型は前頭部や頭頂部に多く存在しています。
プロペシアは主に還元酵素(5αリダクターゼ)のⅡ型に作用する為、前頭部や頭頂部のジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑え、前頭部から頭頂部にかけての抜け毛を予防することができます。
プロペシアは、服用を続けることで体内のジヒドロテストステロン(DHT)を減少させることができる為、1ヶ月、2ヶ月の服用ではきちんと効果を実感することはできません。
最低でも半年から1年程度の服用で徐々に効果が現れ、発毛効果というより、抜け毛を抑えて薄毛を改善するという効果が期待できます。
薄毛の初期症状や、予防に対して十分期待できる薬ですが、プロペシア自体に発毛を促進するミノキシジルのような効果はない為、薄毛の症状がかなり進行している場合は、プロペシア単剤での治療は難しい可能性があります。
すでに薄毛の症状が進行している場合は、単剤処方での治療ではなく、当院オリジナル内服薬の服用や注入治療を同時に行うことで、改善が期待できるでしょう。
大阪AGA加藤クリニックでは、プロペシアのジェネリックであるフィナステリドも取り扱っています。
バイアグラなどで有名なファイザー株式会社が2015年2月19日付で、後発医薬品では初となる男性型脱毛症に対する治療薬「フィナステリド錠」の製造販売承認を取得したことを発表致しました。
フィナステリド錠はプロペシアのジェネリックで、プロペシアと同様に薄毛の原因となる男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DTH)」の生成を抑制する作用があり、抜け毛を抑え、薄毛の進行を防ぐ効果があります。
プロペシア 1mg(オルガノン株式会社) 2021年より製造販売元が、MSD株式会社からオルガノン株式会社へ販売移管 | (28錠)7,700円 |
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フィナステリド 1mg(ヴィアトリス製薬) 2021年より製造販売元が、ファイザーからヴィアトリス製薬へ販売移管 | (28錠)6,200円 (90錠)18,600円 |
大阪AGA加藤クリニック梅田院
院長 加藤 健太郎
平成13年に近畿大学医学部卒業。大阪医科大学医学部付属病院形成外科入局麻酔科を経て平成14年より神鋼病院形成外科勤務。平成15年大手美容外科勤務、平成17年大手美容外科形成外科部長植毛部門を経て、平成23年 大阪にAGA加藤クリニック開業。
大阪AGA加藤クリニック難波院
院長 井上大輔
平成24年3月に徳島大学医学部 卒業。平成24年4月より市立伊丹病院 勤務(皮膚科、外科、麻酔科)。平成26年4月から府内総合病院 勤務・大阪AGA加藤クリニック大阪院 非常勤勤務を経て、令和3年5月 医療法⼈煌永会 大阪AGA加藤クリニック難波院 院長に就任。