ザガーロのジェネリック(デュタステリド)は安全? 専門医が価格・効果・副作用の不安を徹底解説
記事のポイント
- 国内承認のザガーロジェネリックは、先発薬と効果・安全性が同等
- 最大のリスクは「個人輸入(通販)」という入手経路。約4割が偽造薬!
- 薄毛の原因がAGAではない可能性やデュタステリド単剤(守り)だけでは発毛実感が不十分なケースもある
男性型脱毛症(AGA)の治療薬ザガーロ(デュタステリド)のジェネリックについて調べているあなたは、「治療費を安く抑えたい」という賢明な考えと、同時に「安い薬って、本当に安全なの?」「効果が薄かったりしない?」という強い不安を抱えていらっしゃるのではないでしょうか。
AGA専門医である私が結論から申し上げます。その不安は、「正しい知識」と「正しい入手経路」を選ぶことで、すべて解消できます。
断言しますが、「国内で承認されたザガーロジェネリック」は、先発薬と効果・安全性が全く同じです。
ただし、その「安さ」というメリットだけを見て、自己判断で通販(個人輸入)などに手を出すと、偽造薬による健康被害や、重大な病気の見逃しといった「取り返しのつかないリスク」を負うことになります。
この記事では、薄毛治療の専門医として、以下の点を徹底的に解説します。
- なぜジェネリックは安くても「安全・同効果」なのか(生物学的同等性)
- フィナステリドと比べたデュタステリドの「M字への効果」
- 絶対に知っておくべき「副作用」と「PSA値(前立腺がんマーカー)」のリスク
- 通販(個人輸入)が「コスパ最悪」である医学的根拠
- 「安全」と「コスト」を両立させる唯一の方法(オンライン診療)
この記事を読み終える頃には、あなたの「安いけど不安」という悩みは解消され、自信を持ってAGA治療の次の一歩を踏み出せるはずです。
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ザガーロジェネリックとは?

ザガーロのジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、先発医薬品であるザガーロの特許が切れた後に、全く同じ有効成分(デュタステリド)を使って製造された医薬品のことです。
「ジェネリック」という言葉は有効成分の「一般名(generic name)」に由来しており、欧米では成分名で処方されることが一般的です。そのため、ザガーロのジェネリック医薬品をデュタステリドと呼ぶことが少なくありません。
AGAクリニックでよく使われるザガーロのジェネリックには以下があります。
- デュタステリドカプセル0.5mgZA「サワイ」(沢井製薬)
- デュタステリドカプセル0.1mg/0.5mgZA「トーワ」(東和薬品)
- デュタステリド錠0.1mg/0.5mgZA「NS」(日新製薬)
ジェネリックは劣化コピーではない
日本国内で「ジェネリック医薬品」として販売されるためには、厚生労働省による非常に厳格な審査に合格しなければなりません。その核心となるのが生物学的同等性試験です。
これは、先発薬とジェネリックを服用した後、体内の薬物濃度が同じように推移するかを比較する試験です。「薬の効き方や安全性が、先発薬と科学的に同等である」ことが証明されなければ承認されることは絶対にありません。
先発薬は、莫大な研究開発費と長い年月をかけて市場に出ます。ジェネリックは、その開発費が不要なため、安価に提供できるのです。
「安いから劣っている」のではなく、「開発費がかかっていないから安い」、信頼できる医薬品なのです。
先発薬ザガーロとの違いは価格と添加物だけ
先発薬のザガーロとジェネリックで、有効成分である「デュタステリド0.5mg」は全く同じです。効果や安全性も「同等」であると国が認めています。
わずかな違いは、薬の形や色、飲みやすくするためのコーティング剤といった**「添加物」と、そしてもちろん「価格」です。
添加物の違いによって、ごく稀に(本当にごく稀ですが)飲み心地やアレルギー反応に個人差が出る可能性はゼロではありません。しかし、AGA治療薬としての薬効、つまり髪の毛に対する効果は同等です。
具体的な価格差を見てみましょう。クリニックによって変動はありますが、一般的な価格相場(30日分)は以下の通りです。
- 先発医薬品(ザガーロ®)0.5mg:9,000円 ~ 12,000円
- ジェネリック(デュタステリド)0.5mg:5,000円 ~ 8,000円
ご覧の通り、ジェネリックを選ぶことで、治療費を月額で数千円、年間にすれば数万円単位で節約できる可能性があります。
AGA治療は長く継続することが前提ですから、この差は非常に大きいと言えます。「ジェネリックを選ぶ」ことは、治療の質を落とさずに費用負担を軽減する、非常に合理的な選択なのです。
ザガーロジェネリックのリスクは?

デュタステリド(ザガーロジェネリック)という薬自体は、医師の管理下で使えば安全で効果的です。しかし、最大の危険は薬そのものではなく、「どこで手に入れるか」という入手経路に潜んでいます。
なぜ個人輸入(海外通販)はコスパ最悪?
「クリニックは高いし、面倒。通販サイトなら安いし、すぐ買える」12
…そう考えるコスパ意識は理解できます。ですが、その選択は、残念ながらコスパ最悪の結果を招く可能性が極めて高いです。
偽造薬(偽物)の恐るべき割合
4つの製薬会社が合同で行ったインターネット調査によると、通販(個人輸入)で入手したED・AGA治療薬の約40%が偽造品でした。有効成分が全く入っていないか、あるいは不純物や有害物質が混入した「偽物」だったのです。
安いお金を払って、小麦粉のカタマリや、何が入っているか分からない危険物を買っているのが個人輸入の実態です。
健康被害と法的リスク
医薬品の個人輸入は、日本の法律(医薬品医療機器等法)で厳しく制限されています。
万が一、偽造薬によって重篤な健康被害(肝障害やアナフィラキシーショックなど)が起きても、「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となり、一切の救済が受けられません。すべてが「自己責任」となるのです。
効果のない偽物に数千円を払い、健康を害して高額な治療費を払う…これ以上コスパが悪いことがあるでしょうか?
デュタステリドの入手経路比較
| 入手方法 | 専門クリニックのジェネリック | ジェネリックを個人輸入(通販サイト) |
|---|---|---|
| 安全性(偽物のリスク) | リスクなし | 非常に危険 |
| 医師の管理(PSAリスク) | 可能 | 不可能 |
| 副作用救済制度 | 対象 | 対象外 |
国内承認薬と偽造薬(海外製)の見分け方
「それでも自分は大丈夫」と思う方へ、国内承認薬と偽造薬の違いをお見せします。
日本国内で承認・流通しているザガーロジェネリックは、沢井製薬や東和薬品など信頼できる日本の製薬会社が製造しています。
国内承認薬
- PTP包装シート(アルミとプラスチックのシート)に入っています。
- シートや外箱には製薬会社名や薬剤名が必ず「日本語」で記載されています。
危険な偽造薬(海外製)
- 薬剤が剥き出しでボトルに詰められている。
- パッケージが英語や他の外国語のみ
とはいえ、近年はPTPシートごと精巧に偽造した悪質なケースも報告されており、一般の方が100%見分けるのは非常に困難です。「見分けよう」と考えること自体が、すでに危険な行為なのです。
オンライン診療であれば安全・高タイパ・高コスパ

「でも、やっぱり忙しくてクリニックに通う時間がないし、人目も気になる…」
そんな課題を同時に解決し、かつ「安全性」も担保する。その唯一の答えが、AGA専門クリニックによるオンライン診療です。
なぜAGA治療は専門クリニック(皮膚科ではなく)が良いのか?
まず、なぜ近所の皮膚科ではなく、「AGA専門クリニック」を選ぶべきか。
一般の皮膚科でもAGA治療薬を処方してくれる ことはあります。しかし、AGA専門クリニックには、一般皮膚科にはない以下の明確なメリットがあります。
- 圧倒的な専門性と実績
- 豊富な治療選択肢:
- 医学的管理の徹底:
AGA専門クリニックでは、より攻めの治療方法であるミノキシジルや、より高度なメソセラピー(発毛促進)など、あなたの状態に合わせた最適な「複合治療」を提案できます。
また、副作用のモニタリング 、リスク管理まで専門医が責任を持って行います。
一般皮膚科での治療が「現状維持」になりがちな のに対し、専門クリニックは「発毛・育毛」をゴールに据えています。
タイパ重視ならオンライン診療と言える理由
当院大阪AGA加藤クリニックを含めて、最近は多くのクリニックが、多忙な方や来院に抵抗がある方のために、スマートフォンやPCで完結する「オンライン診療」に力を入れています。
その流れは非常にシンプルです。
- STEP1: 予約 (24時間受付)
公式サイト(当院はこちら)から、ご希望の日時を選んで「無料カウンセリング」を予約します。 - STEP2: オンライン診察 (通院不要)
予約時間になったら、スマホのビデオ通話で医師の診察を受けます。あなたの髪の悩み(例:「フィナステリドが効かない」)や、不安なことを何でもご相談ください。 - STEP3: 決済・処方 (カードOK)
診察後、治療に同意いただけたら、オンラインで決済します。 - STEP4: 薬剤を自宅へ配送 (最短当日発送)
最短で当日中に、中身が分からないようプライバシーに配慮した梱包で、ご自宅(またはお近くの配送業者営業所止め)へ薬剤を発送します。
もう、高い交通費と長い待ち時間をかけてクリニックに通う必要はありません。
まとめ
ザガーロジェネリックに関する「安いけど不安」というあなたの疑問は解消されたでしょうか。
国内承認のザガーロジェネリックは、先発薬と効果・安全性が同等です。
最大のリスクは「薬」ではなく、「個人輸入(通販)」という入手経路です。約4割が偽造薬 というデータを無視してはいけません。
「コスパ(費用)」、「タイパ(時間)」、そして「安全性」。この3つを最高水準で満たす唯一の方法は、AGA専門クリニックでのオンライン診療です。
安いという理由だけで偽造薬のリスクを取ることは、賢明なあなたの選択ではないはずです。
当院の無料カウンセリングでは、無理な勧誘は一切行いません。
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よくある質問
- ジェネリックに変えたら効果が落ちませんか?
ご安心ください。日本国内で承認されているザガーロジェネリックは、「生物学的同等性試験」という国の厳格な審査をクリアしており、有効成分、効果、安全性(副作用の頻度含む)すべてにおいて先発薬ザガーロと「同等」であることが科学的に証明されています
。開発コストが抑えられているため安価なだけで、品質が劣るわけではありません 。
- 通販(個人輸入)ならもっと安い薬がありますが、ダメなのでしょうか?
専門医として、絶対に推奨しません。インターネットで個人輸入される薬は、調査で約40%が偽造品(偽物)であったという衝撃的なデータがあります 。有効成分が入っていないばかりか、不純物が混入している危険性さえあります。また、万が一重篤な健康被害が起きても、国の「医薬品副作用被害救済制度」の対象外 となり、すべて自己責任となります。
