薄毛治療期間中にするべき5つのこと!特にタバコについて
記事のポイント
- 1.薄毛治療中の服薬管理と健康チェック
薄毛治療薬は毎日同じ時間に服用し、24時間効果を切らさないことが重要です。日光や高温を避けた保管とおくすり手帳の管理、さらに副作用確認のため日々の体調を記録して安全に治療を進める必要があります。 - 2.生活習慣の改善で治療効果を高める
アルコールはビタミンBやアミノ酸を消耗し頭皮環境を悪化させるため控えめにし、1日の目安量を守ることが大切です。ストレッチや早寝早起きで血行と成長ホルモン分泌を促し、生活リズムを整えることで服薬管理の精度と治療効果を高められます。 - 3.喫煙と薄毛リスク、禁煙の重要性
タバコはニコチンによる血管収縮や一酸化炭素、DHT増加などでAGAリスクを約1.8倍に高めるとされ、電子タバコも含めて薄毛悪化要因になります。禁煙外来や飴・ガムの活用などで禁煙に取り組み、薄毛治療中を生活改善の好機とすることが推奨されます。
頭髪専門クリニックで薄毛治療を開始しても、思うような結果が出ない方も多いと思います。
薄毛治療では薄毛治療期間中の過ごし方によって、治療の成功確率が左右されます。
プロペシアやデュタステリド、ミノキシジルなどの薄毛治療薬に効果を十分に発揮するためには治療期間中の過ごし方がとても重要です。
そこで今回は、薄毛治療期間中にやるべきこと5つを紹介します。
治療期間中はどのように過ごせばよいのでしょうか。
薄毛治療中にやるべきことその1!「服薬管理・薬の保管」

薄毛治療で一番重要といってよいのが服薬管理です。プロペシアやデュタステリドは1日1回決まった時間に服用します。プロペシアの効果がある時間は約24時間となっています。AGA(男性型脱毛症)などの薄毛を改善するためには薬の効果を切らすわけにはいきません。よって、プロペシアの効果が切れる時間24時間後に服用することが求められます。
お薬の飲み忘れは薄毛改善までの期間を長期化させる危険性があるので要注意です。また、他の持病のお薬の相性などがあるので、おくすり手帳はきちんとつけるようにしたほうが安全に治療を行うことができます。これら薄毛治療薬は飲み方だけではなく、保管方法も重要になります。以下に薄毛治療薬の保管条件を示します。
・日光が当たらない場所 ・25℃以下の温度 ・子供の手が届かない場所
薄毛治療薬は日光と高温で、薬の性質が失われます。また、薄毛治療薬は大人が服用することを前提として作られているので、子供の手が届かない場所に保管するようにしましょう。
健康状態のチェック
薄毛治療薬の副作用が強くあらわれる方も沢山います。そして、薄毛治療完治までは時間がかかります。ですので、自分の健康状態を毎日メモしておくことをおすすめします。
1カ月に1回、頭髪専門クリニックで診察する際も、医師は頭皮環境だけではなく、患者さんの健康状態も確認します。安全に薄毛治療を行うためには日々の健康状態を記録する必要がありそうですね。スマートフォンのメモアプリなどを活用してもよいでしょう。
薄毛治療中にやるべきことその2!「アルコールは控える」

アルコールを体内で分解するためには、ビタミンBを消費することになります。ビタミンBは代謝を促進するための重要な栄養素です。ビタミンBが不足すれば頭皮環境も悪化する結果になります。
またアルコールを摂取することで、肝臓でアミノ酸も失うことになります。アミノ酸は健康的な毛髪には欠かすことのできない成分です。なるべくアルコールは控えるようにしましょう。以下に1日に摂取可能なアルコールの目安を示します。
・500mlのビール1本 ・日本酒1合
頭皮環境と内臓を守るため、お酒の摂取は医師の判断に従うようにしましょう。
薄毛治療中にやるべきことその3!「ストレッチ」

皆さん一度は肩こりに悩んだことがあると思います。肩こりは肩の筋肉が、老廃物やストレスなどの影響で弛緩している状態です。筋肉が弛緩すると、血行不良が起きます。
肩こりによる血行不良は抜け毛の原因になると考えられています。ですので、ストレッチを生活に取り入れて、肩や背中のコリをほぐし、血行を良くしましょう。そこで、おすすめのストレッチ方法を紹介します。
肩のストレッチ
肩のストレッチは全身を使うわけではありませんので、毎日継続して続けることができます。以下に肩のストレッチの方法を示します。
① 指先を肩につける ② 指を肩につけたまま肩を回す。 ③ ①②を3セット行う
背中のストレッチ
背中のストレッチを行うことで肩の血流もよくなります。肩のストレッチと同様に毎日継続することが大事です。以下に背中のストレッチの方法を示します。
① 両腕を交差して反対側の肩をつかむ ② 呼吸を整える ③ 息を吐きながら前にかがむ(肩甲骨を広げるイメージ) ④ ①~③を3セット行う
デスクワークで体を動かさない方は、血行不良になりがちです。薄毛治療期間中は毎日継続してできる肩や背中のストレッチを生活に取り入れてみてください。
薄毛治療中にやるべきことその4!「早寝早起き」

薄毛の中でも特にAGAは夜更かしをしている人間がなりやすい症状です。昔から「早起きは三文の徳」と呼ばれていますよね。朝活動することで得することが沢山あるという意味です。薄毛治療にも同じことが言えます。早寝早起きをすることで、成長ホルモンが分泌されます。
また、朝日を浴び、朝食をとることで生活リズムを整えることができ、服薬管理も正確に行うことができるでしょう。1人で朝方の生活リズムにするのは難しいですが、頭髪専門クリニックのカウンセラーや医師に相談することで、ストレスなく朝方の生活習慣を身につけることが可能です。
薄毛治療中にやるべきことその5!「禁煙」

タバコに含まれているニコチンは血管を収縮させ、血行不良に陥る原因となります。血行不良になると、毛母に十分な栄養素が届かず、薄毛の進行が早まる可能性が高まります。タバコは1本吸うごとに寿命が1秒短くなるともいわれています。薄毛治療に関わらず、禁煙はとても重要です。薄毛治療期間中は禁煙をして、血行不良を解消するようにしましょう。
タバコがAGAや薄毛に及ぼす影響の具体的なメカニズム
タバコを吸うことで、AGAや薄毛が進行しやすくなるのは複数の要因が複雑に関与しているためです。
- 血管収縮による頭皮の血行不良
タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させる作用があります。これにより頭皮の毛細血管も細くなり、血流が悪化します。血流が悪くなると、髪の成長に必要な酸素や栄養素が毛根まで十分に届かなくなり、毛母細胞の働きが低下。結果として、髪が細くなったり抜け毛が増えたりするリスクが高まります。 - 一酸化炭素による酸素供給の低下
タバコの煙には一酸化炭素が含まれており、体内に取り込まれると血液中のヘモグロビンと結びついて酸素運搬能力を低下させます。その結果、頭皮や毛根への酸素供給が不足し、髪の健康維持が難しくなります。 - 活性酸素の増加とビタミンCの消耗
喫煙は体内で活性酸素を増加させます。活性酸素は細胞を傷つけ、老化を促進する物質です。これを抑えるために大量のビタミンCが消費されますが、ビタミンCは髪の健康にも不可欠な栄養素。喫煙によってビタミンCが不足すると、髪の成長や維持にも悪影響が及びます。 - DHT(ジヒドロテストステロン)濃度の上昇
タバコを吸うことで、AGAの主な原因とされるDHT(ジヒドロテストステロン)の体内濃度が上昇することが報告されています。特に喫煙者は非喫煙者に比べてDHT濃度が約14%高いとされ、髪の成長期が短くなり、抜け毛や薄毛が進行しやすくなります。 - タバコの本数と薄毛リスクの関係
近年の研究では、喫煙経験のある男性は、喫煙経験のない男性に比べてAGAを発症する確率が約1.8倍高いことが示されています。1日10本以上喫煙する人は、10本未満の人よりもAGA発症リスクがさらに高まることも報告されています。 - 電子タバコや加熱式タバコも注意
電子タバコや加熱式タバコは、従来の紙巻きタバコより有害物質が少ないとされますが、多くの場合ニコチンを含んでいるため、頭皮の血流悪化やDHT増加といったリスクは変わりません。健康な髪を守るためには、あらゆる形態の喫煙を避けることが理想的です。 - 遺伝や個人差にも注意
薄毛やAGAは遺伝的な素因も大きく関与しています。遺伝的にAGAのリスクが高い人は、タバコによる影響を受けやすく、薄毛の進行が加速することがあります。逆に遺伝リスクが低い場合でも、タバコは髪の健康状態を確実に悪化させるため、油断は禁物です。
喫煙が男性ホルモンやDHT(ジヒドロテストステロン)に与える影響
タバコを吸うことで、体内の男性ホルモン(テストステロン)やDHT(ジヒドロテストステロン)が増加することが報告されています。特にDHTはAGA(男性型脱毛症)の主な原因物質とされており、髪の成長期を短縮させ、抜け毛や薄毛を進行させる働きがあります。
実際、喫煙者は非喫煙者に比べて体内のDHT濃度が約14%高いという研究結果もあります。喫煙によるホルモンバランスの乱れや活性酸素の増加が、DHTの増加や毛母細胞の機能低下に関与していると考えられています。
タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素は血行不良を引き起こすだけでなく、ホルモン産生や代謝にも悪影響を及ぼします。薄毛やAGAを予防・改善するためには、喫煙を控えることが非常に重要です。
なお、電子タバコや加熱式タバコもニコチンを含む場合が多く、同様にホルモンバランスやDHTへの影響が懸念されます。健康な髪を守るためには、あらゆる形態の喫煙を避けるのが理想的です。
最新研究・統計データで見るタバコと薄毛・AGAのリスク
近年の研究や統計データから、タバコと薄毛、特にAGA男性型脱毛症の関係性がより明確になっています。2024年に発表されたメタアナリシスによると、喫煙経験のある男性は喫煙経験のない男性に比べてAGAを発症するリスクが約1.8倍高いことが示されています。
さらに、1日10本以上喫煙する男性は10本未満の男性よりもAGA発症率がさらに高まることも報告されています。また、喫煙経験のある男性はAGAの進行リスクも高いことが分かっています。
禁煙を成功させるための具体的な方法
- タバコを吸いたくなる環境を避ける
喫煙所やタバコを吸える場所、喫煙者が集まる場所にはできるだけ近づかないようにしましょう。タバコの煙やにおいがきっかけとなり、無意識に手が伸びてしまうことがあります。 - 飴やガムで口寂しさを紛らわせる
タバコを吸いたくなった時は、飴やガムを口に含むことで気を紛らわせるのが効果的です。禁煙補助用のガムも市販されていますので、活用してみるのもおすすめです。 - タバコ以外の気分転換方法を見つける
喫煙の代わりに、散歩やストレッチ、軽い運動、深呼吸、趣味など自分に合ったリフレッシュ方法を探しましょう。新しい習慣を取り入れることで、喫煙の習慣を自然に減らすことができます。 - 禁煙外来や禁煙補助薬を利用する
「自分の意思だけでは難しい」という場合は、医療機関の禁煙外来を利用しましょう。保険適用で専門医のサポートを受けられるほか、ニコチンパッチや飲み薬などの禁煙補助薬を使うことで、成功率が高まります。
禁煙時の注意点とストレス対策
急な禁煙が難しい場合は、段階的に本数を減らす方法も有効です。
無理に一気にやめようとすると、イライラや集中力低下などの離脱症状が現れ、ストレスの原因になることがあります。少しずつタバコの本数を減らし、ストレスを感じすぎないペースで禁煙に取り組みましょう。
禁煙自体がストレスにならないよう、リラックスできる時間を意識的に作ることも大切です。睡眠や食事、運動など、生活リズムを整えることでストレスに強くなり、禁煙の成功率も上がります。
どうしても禁煙がつらい場合は、医師やカウンセラーに相談しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、気持ちが楽になり、無理なく禁煙を続けることができます。
薄毛治療中は健康的な生活習慣を身につけるチャンス!

薄毛治療を成功させるには、治療期間中の過ごし方が重要になります。プロペシアやデュタステリドなどの薬は毎日同じ時間に服用し、24時間効果を切らさないことが大切です。日光や高温を避けて保管し、おくすり手帳と体調の記録を活用して、副作用を確認しながら安全に続ける必要があります。
アルコールはビタミンBやアミノ酸を消費し、頭皮環境や肝臓に負担をかけますので、ビール500ml、日本酒1合程度を目安に医師と相談しながら控えめにすることが望ましいです。
ストレッチや軽い運動で肩・背中のこりをほぐし、血行を促進することも頭皮への栄養供給を助けます。あわせて早寝早起きを意識し、成長ホルモン分泌と生活リズムを整えることで、服薬管理もしやすくなります。
喫煙は血管収縮や酸素供給低下、DHT増加などを通じてAGAリスクを約1.8倍に高めるとされ、電子タバコも含めて薄毛悪化の要因になります。禁煙外来や飴・ガムを活用し、治療期間を健康的な生活習慣への転換の機会とすることが大切です。
よくある質問
- 薄毛治療中の服薬で特に気をつけるポイントは何ですか?
プロペシアやデュタステリドなどは決まった時間に服用し、24時間効果を切らさないことが重要です。飲み忘れは薄毛改善までの期間を長期化させるおそれがあります。
また、日光が当たらず25℃以下、子どもの手が届かない場所に保管し、おくすり手帳をつけて他薬との飲み合わせや副作用を医師と確認しながら続けましょう。
- アルコールはどの程度までなら薄毛治療中に飲んでいいですか?
アルコールはビタミンBやアミノ酸を消耗し頭皮環境を悪化させるため、できるだけ控えるのが基本です。
一般的な目安はビール500ml 1本、日本酒1合程度とされていますが、肝機能や内臓への負担を考えると、主治医の指示に従い量と頻度を調整することが大切です。
- ストレッチは本当に薄毛治療の助けになりますか?
直接髪が生えるわけではありませんが、肩こりや背中のこりをほぐして血行を改善することで、頭皮への血流をサポートできます。
指先を肩につけて肩を回すストレッチや、腕を交差して前にかがむ背中のストレッチを、毎日数セット行うことで、デスクワークなどで起こりやすい血行不良の予防につながります。
- 早寝早起きは薄毛治療にどんなメリットがありますか?
規則正しい睡眠は成長ホルモンの分泌を促し、髪の成長環境を整えます。また、朝日を浴びて朝食をとることで生活リズムが安定し、毎日同じ時間に薬を飲む習慣も身につけやすくなります。
夜更かしはAGAリスクを高める要因の一つとされるため、早寝早起きは治療効果の底上げに役立ちます。
- 喫煙はどの程度薄毛・AGAのリスクを高めるのでしょうか?電子タバコも影響しますか?
喫煙経験のある男性は、喫煙経験のない男性に比べてAGA発症リスクが約1.8倍と報告されており、1日10本以上の喫煙でリスクはさらに上昇します。ニコチンによる血管収縮、一酸化炭素による酸素供給低下、DHT濃度の上昇などが複合的に作用し、薄毛を進行させます。
電子タバコや加熱式タバコも多くはニコチンを含むため、頭皮の血流悪化やホルモンバランスへの悪影響という点で基本的にリスクは残ると考え、薄毛治療中はあらゆる形態の喫煙を避けることが望まれます。
