女性の薄毛・抜け毛の症状・年齢ライフステージ別の特徴と対処法を解説
| この記事のポイントは? |
| 1.女性の薄毛・抜け毛の主な原因と種類
女性の薄毛はFAGA(びまん性脱毛症)を中心に、分娩後脱毛症、脂漏性・牽引性・円形脱毛症など多様なタイプがあり、ホルモン変化や頭皮炎症、物理的刺激など原因に応じた対策が必要とされています。 2.生活習慣・環境要因とセルフケアの重要性 ストレス、偏食や過剰ダイエット、喫煙・飲酒、紫外線、ヘアカラーやパーマの多用などが血行不良や頭皮ダメージを招きます。栄養バランス改善や紫外線対策、適切なヘアケアとストレス管理を徹底することが重要です。 3.年代・ライフステージ別の特徴と医療機関受診の目安 20〜50代以降や妊娠・出産、更年期では原因や症状が異なります。抜け毛増加や頭皮異常が続く場合は皮膚科や薄毛専門クリニックを受診し、外用薬や頭皮治療、生活指導など専門的サポートを受けることが推奨されています |
仕事を持つ女性が増える現代、家事や育児などによるストレス、晒される紫外線の影響などで、男性と同じように薄毛や抜け毛に悩む女性が世界的にも急増しています。
日本の女性でも薄毛や抜け毛に悩む方は1,000万人近くいると云われ、10人に1人が毛髪に悩みを抱えていることになります。
ここでは、“女の命”と云われる大切な毛髪について、薄毛・抜け毛の種類や原因から、その対処療法を探ってみました。
FAGAは実は単なる”男性版のAGA”ではありません。対策方法の違いを以下の記事で説明しています。
- 女性の薄毛の種類
- びまん性脱毛症
- 分娩後脱毛症
- 脂漏性脱毛症
- 牽引性脱毛症
- 円形脱毛症
- 女性の一時的な薄毛・抜け毛原因は?
- ストレス
- 偏った栄養バランス
- 過剰なダイエット
- たばこやアルコール
- 紫外線によるダメージ
- ヘアケア製品によるダメージ
- 抜け毛の症状と見分け方
- 抜け毛の本数
- 毛根の形
- 髪の太さ
- 髪や頭皮に現れる抜け毛のサイン
- 年代・ライフステージ別の抜け毛の特徴と対策
- 20代女性の抜け毛
- 30代女性の抜け毛
- 妊娠・出産による抜け毛(産後脱毛症)
- 40代女性の抜け毛
- 50代以降の女性の抜け毛
- 更年期による抜け毛
- 医療機関での治療・相談の選択肢
- どの診療科を受診すればいい?
- 一般皮膚科と専門クリニックの違い
- 受診の目安とタイミング
- 医療機関で受けられる主な治療内容
- まとめ
女性の薄毛の種類

女性の薄毛症状FAGAは悪玉男性ホルモン「ジヒドロテストステロン」が原因で発症します。
ジヒドロテストステロンは5aリダクターゼと男性ホルモン「テストステロン」が結合することで生成されます。
FAGAの症状はハミルトン・ノーウッド分類で上記イラストの9つに分けることができます。
FAGAは人それぞれ症状が異なります。
ジヒドロテストステロンの影響を受けやすい部分から薄毛が進行していきます。
女性はどのような薄毛症状があるのでしょうか。
びまん性脱毛症
FAGAとも呼ばれるびまん性脱毛症は閉経が近づいた頃、あるいは閉経後に発症する薄毛の進行を云います。
卵巣活動が終息する閉経期になってエストロゲンの分泌が減少すると、微量に分泌されていた男性ホルモンの影響で脱毛が多くなるのです。
ですから、男性のAGAのように急速に脱毛が進行することはなく、加齢に伴って徐々に薄毛が目立つようになって、頭皮全体の髪のボリュームが減ってきます。
このような女性特有の特徴から、「びまん性脱毛症」と呼ばれています。
“びまん“とは聞き慣れない言葉ですが、”何かが全体的に広がる”と云うような意味で、ここでは頭皮全体に広がる事を指しています。
びまん性脱毛症の原因、改善方法、クリニックでの治療費用については以下の記事で詳しく説明しています。
分娩後脱毛症
出産後、一時的に髪が抜けることがあるものの多くが、分娩後脱毛症です。
一般的に出産後6ヶ月から1年程度で自然に回復します。
男性型脱毛症(AGA)と異なり、脱毛部分の境界がはっきりしないのが特徴です。
分娩後脱毛症の原因、改善方法については以下の記事で詳しく説明しています。
脂漏性脱毛症
ホルモンバランスの異常などで過剰に皮脂が分泌されて、毛穴を塞ぎ、毛穴周辺に頭皮の常在菌が異常繁殖して、毛根が炎症を起こして脱毛する症状です。
脂漏性脱毛症の方は脱毛症で悩む方全体の1%にも満たないものです。
原因
一般的にホルモン作用が主な原因とされるのは脂漏性皮膚炎で、脂漏性脱毛症が酷くなると起こります。
でも脂漏性脱毛症は栄養のバランスや過剰なストレスが大きな要素となっています。
思春期の世代に比較的多く発症することからも、成長期の精神的不安定要素が引き金になっていることも否定できません。
対策
頭皮の炎症と皮脂の過剰分泌が治まるまで、刺激の少ないシャンプーなどで丁寧に皮脂を取り除き、頭皮の常在菌のバランスを保ちましょう。
ビタミンB群を含むほうれん草、魚介類、豆類、卵などを積極的に摂りましょう。
食物繊維を多く含むイモ類、海藻類、キノコ類などの野菜中心の食生活に切り替えて、脂肪分の多い肉類やナッツ類、スナック菓子などは避けましょう。
刺激の強い、たばこ、アルコール、コーヒーや、辛味・塩味・甘味の強いものは、できれば避けた方がよいでしょう。
ストレスをためないよう適度の運動と、ハイキングなどでリフレッシュすることも大切です。
激しい痒みや痛みを伴う場合は、速やかに皮膚科の診断を受け、外用抗真菌剤や抗ヒスタミン剤の投与を受けます。
どうしても必要な場合でも、ステロイド系薬剤(5段階強度で最も弱いWeakレベル、又はその一つ上のMildレベル)の処方に留めましょう。
牽引性脱毛症
ポニーテールやお団子ヘアと云った髪をまとめる髪形を長く続けて、前髪の生え際や分け目の髪が徐々に薄くなってゆく脱毛症で、年齢に関係なく、小児にも起こります。
原因
まとめ髪によって、髪の毛の固着力以上の強い力で引っ張られることで、毛包が委縮し、毛を作る細胞の働きが止まり、次第に新しい毛が生えなくなってきます。
エクステは自毛に髪を付け足すため、髪や頭皮にかなりの負担をかけます。
ヘアアイロンも、髪の毛を引っ張ります。
乱暴なブラッシングも髪や頭皮の負担になります。
対策
- 髪を短くする
- 髪を結ぶときは緩めに結ぶ
- 髪を結ぶ時間を出来るだけ減らす
円形脱毛症
ある日突然、コインぐらいの大きさの脱毛を見つけ、自覚症状も前触れもなかっただけにショックは大きいものがありますね。
進行が止めば、大抵自然に治りますが、重症の場合は脱毛巣が拡がったり、複数出来たりすることもあります。
なりやすい体質もあり、折角改善しても再発することがあります。
年代的には4分の1が15歳以下で発症し、全体的に小児に多く見られます。頭髪が全体的に抜けて薄くなる「びまん性脱毛症」と違って、一定の範囲に限って脱毛するのが、「円形脱毛症」です。
円形脱毛症の原因、改善方法については以下の記事で詳しく説明しています。
女性の一時的な薄毛・抜け毛原因は?
男女に関わらず、薄毛・抜け毛を引き起こす大きな影響には「ホルモン」「環境」「生活習慣」の3つがあります。
昔から薄毛・抜け毛には遺伝的要素(体質)が深く関わっていると云われてきましたが、女性の薄毛・抜け毛の主要な原因にはならないと判っています。
ストレス
血流をコントロールしている自律神経をストレスが緊張させることで、血管が収縮し血流を悪くさせます。
ストレスが原因の血行不良によって、毛母細胞に十分栄養が送れなくなって、毛髪の成長に悪影響を及ぼすことになるのです。
その他にも、内臓機能の低下や不眠症、アドレナリンの過剰分泌など、いろんな不調をきたして、全身のエイジングにも悪影響を及ぼします。
意識的にストレス発散を心掛けるには、スポーツや趣味を持つことが有効ですよ。
偏った栄養バランス
栄養が不足したり偏ると、毛髪の成長が低下するので、バランスの良い食事は髪の成長に欠かせないものです。
毛髪の95%は18種類ものアミノ酸が結合して出来るケラチンというタンパク質から出来ています
ケラチンは年齢とともに減って行きます。
でもこれは加齢だけでなく、たばこやアルコール、不規則な食生活も原因となります。
ケラチンに限らず、栄養が不足したり偏ると、毛髪の成長が低下します。
バランスの良い食事は髪の成長に欠かせないものです。
特に髪と頭皮の活性化には、ビタミンB群や亜鉛を日常の食事と共に、サプリメントとして補うことをお勧めします。
過剰なダイエット
食事の量を極端に減らしたり、絶食などの急激な“間違ったダイエット”は、髪にはもちろん体のためにも良くありませんね。
脳や心臓など、生命維持の上で重要度の高い臓器に優先的に栄養素が送られます。
こうして髪に十分な栄養素が届かないと、ハリ・コシ・ツヤと言った髪質が悪くなるだけでなく、薄毛・抜け毛を引き起こします。
ですから、無理な食事制限を避け、運動を取り入れながら健康的なダイエットに取り組みましょう。
たばこやアルコール
たばこに含まれるニコチンは中枢神経に作用し、興奮物質のドーパミンを分泌させて気分を高揚させるので頭が覚醒し、ひと時の安息効果をもたらしてくれます。
すると自律神経の中の交感神経の働きが活発になって、毛細血管が収縮して筋肉が緊張し、高揚感が高まります。
この状態が頻繁に続くと血管収縮によって、頭皮への栄養不足が髪の毛の成長を妨げてしまいます。
だから、たばこは薄毛・抜け毛の原因となるのです。
お酒を飲むことで、アルコールを分解する肝臓への負担が大きくなります。
肝臓は血液中を流れる栄養素の調整なども行っているので、その肝臓が疲弊すると血中コレステロール値のバランスを崩してしまいます。
肝臓の負担が増えることで、頭皮に行き渡る栄養や血液にも影響を受けるので、髪の成長に悪い影響を与えます。
紫外線によるダメージ
お肌の紫外線対策には敏感な女性も、髪の毛を意識している方は少ないようです。
でも、毛母細胞が紫外線のダメージを受けると、頭皮が日焼けや乾燥を起こして、抜け毛の原因となることは意外と知られていません。
日差しが当たる頭頂部は、帽子や日傘などで頭皮を外出時の紫外線から守るようにしましょう。
紫外線が髪に与える影響、対応方法について詳しくは以下の記事で詳しく説明しています。
ヘアケア製品によるダメージ
環境で髪に影響を与えるものとして、問題とされる紫外線などの環境要因のほかに、普段使用しているヘアケア製品による刺激も原因となっています。
髪に良かれと使ったのに、成分や使い方によって逆効果になる恐れもあるので注意が必要です。
カラーリングやパーマ、落ち切れずに残ったスタイリング剤、ドライヤーの熱などでも髪のダメージが強くなります。
女性にとって欠かせないパーマやカラーリング、ヘアアイロンなどは髪にとってはダメージを与え易いものですから、使い方や選び方に注意が必要です。
抜け毛の症状と見分け方
「自分の抜け毛は正常なのか、それとも異常なのか?」と不安に感じる方は多いものです。ここでは、抜け毛の本数や毛根の形、髪の太さ、頭皮や髪に現れるサインなど、正常な抜け毛と異常な抜け毛を見分けるためのポイントを解説します。
抜け毛の本数
一般的に、健康な状態でも1日に50~100本程度の抜け毛は自然な現象です。季節によっては150本程度まで増えることもあります。しかし、1日に200本以上の抜け毛が続く場合や、明らかに抜け毛の量が増えたと感じる場合は注意が必要です。排水溝や枕元に落ちている毛の量を目安にセルフチェックしてみましょう。
毛根の形
抜けた髪の根元(毛根)が黒く丸みを帯びている場合は、正常な抜け毛です。一方で、毛根鞘がない、細く尖っている、毛根自体が見当たらない場合は、頭皮の乾燥や栄養不足、炎症などによる異常な抜け毛の可能性があります。
髪の太さ
もともと細い髪質でなければ、急に髪が細くなったり、ハリやコシがなくなったと感じた場合は注意が必要です。加齢やストレス、FAGAなどが原因で髪が細くなることがあります。抜け毛が細く短い場合も異常のサインです。
髪や頭皮に現れる抜け毛のサイン
以下のような症状がある場合は、抜け毛や頭皮環境の悪化が進んでいる可能性があります。
- 頭皮がべたつく、または極端に乾燥している
- フケやかゆみが増えた
- くせ毛や切れ毛が目立つようになった
- 分け目やつむじが目立ってきた
- 髪のボリュームが減った、全体的に薄くなった
これらの症状が複数当てはまる場合は、抜け毛が進行している可能性があります。ご自身で判断が難しい場合や、不安が強い場合は、専門医への相談を検討しましょう。
年代・ライフステージ別の抜け毛の特徴と対策
女性の抜け毛は、年齢やライフイベントによって特徴や原因、適した対策が異なります。ここでは、20代・30代・40代・50代以降、さらに妊娠・出産、更年期といったライフステージごとに、抜け毛の傾向とおすすめの対策を解説します。
20代女性の抜け毛
20代は、就職や引っ越しなど新しい環境によるストレス、ヘアカラーやパーマなどの頭皮ダメージ、無理なダイエットなどが主な原因となります。
特にストレスや生活リズムの乱れはホルモンバランスに影響し、抜け毛が増えることがあります。
対策ポイント
- 規則正しい生活リズムを心がける
- 過度なダイエットを避け、バランスの良い食事を意識する
- カラーやパーマは頻度を控え、頭皮に優しいヘアケアを選ぶ
- ストレス発散のために趣味や運動を取り入れる
30代女性の抜け毛
30代は、仕事や家庭の両立によるストレス、妊娠・出産などライフイベントが重なる時期です。体力の低下や生活環境の変化も抜け毛の一因となります。
対策ポイント
- 良質な睡眠を確保し、体調管理に努める
- 妊娠・出産後の抜け毛は一時的なことが多いため、焦らずケアを続ける
- 頭皮マッサージや育毛剤などセルフケアを取り入れる
- 家事や仕事の負担を一人で抱え込まず、周囲に相談する
妊娠・出産による抜け毛(産後脱毛症)
妊娠・出産後はホルモンバランスの急激な変化で一時的に抜け毛が増える「産後脱毛症」が起こりやすくなります。多くの場合、産後半年~1年ほどで自然に回復します。
対策ポイント
- 栄養バランスの良い食事と十分な休息を心がける
- 無理に抜け毛を気にしすぎず、自然回復を待つ
- 気になる場合は、産後用の育毛剤や頭皮ケアを取り入れる
40代女性の抜け毛
40代になると、加齢や更年期の影響で女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減少し、髪が細くなったりボリュームが減ったりしやすくなります。白髪やうねりなど髪質の変化も目立ち始めます。
対策ポイント
- エイジングケア用のシャンプーや育毛剤を検討する
- 大豆製品など女性ホルモンをサポートする食品を積極的に摂取する
- 頭皮の乾燥やかゆみが気になる場合は、保湿ケアも取り入れる
- ストレスを溜めないよう、心身のリフレッシュを意識する
50代以降の女性の抜け毛
50代は閉経を迎える方が多く、ホルモンバランスの急激な変化で抜け毛や髪質の悪化が顕著になります。頭皮の乾燥やフケ、かゆみも出やすくなります。
対策ポイント
- 頭皮マッサージや育毛剤、保湿ケアを習慣にする
- 外出時は帽子や日傘で紫外線対策を行う
- 食事・睡眠・運動など生活習慣の見直しも重要
- 抜け毛や頭皮トラブルが改善しない場合は専門医に相談を
更年期による抜け毛
更年期は女性ホルモンの減少により、抜け毛や髪のボリュームダウンが目立ちやすくなります。気分の落ち込みやストレスも抜け毛を悪化させる要因です。
対策ポイント
- 食事・睡眠・運動・ストレスケアなど生活習慣の見直し
- 大豆イソフラボンなど女性ホルモンに似た成分の摂取
- 頭皮マッサージやエイジングケア用アイテムの活用
- 気分転換や趣味の時間を大切にする
医療機関での治療・相談の選択肢
抜け毛や薄毛が深刻な場合や、セルフケアを続けても改善が見られない場合は、早めに医療機関で専門的な診断・治療を受けることが大切です。ここでは、女性の抜け毛に対応できる主な医療機関の種類や、受診の目安、医療機関で受けられる治療内容についてご紹介します。
どの診療科を受診すればいい?
抜け毛の原因や症状によって、適切な診療科が異なります。迷った場合は、まず皮膚科を受診し、必要に応じて専門クリニックや他科を紹介してもらうと安心です。
- 皮膚科:頭皮のかゆみ・フケ・炎症、髪のボリューム減少
- 婦人科:妊娠・出産後や生理不順などホルモンバランスの乱れ
- 内科:抜け毛以外にも体調不良がある
- 心療内科・精神科:強いストレスや精神的ショック、円形脱毛症 心療内科・精神科
- 薄毛治療専門クリニック:慢性的な抜け毛・薄毛、セルフケアで改善しない
一般皮膚科と専門クリニックの違い
一般皮膚科では、頭皮や髪のトラブル全般の診断・治療が受けられます。症状が軽度の場合や、頭皮の炎症・湿疹・フケなどがある場合は、まず皮膚科で相談しましょう。
一方、FAGA(女性型脱毛症)やびまん性脱毛症など、慢性的な抜け毛・薄毛でお悩みの場合は、薄毛治療を専門とするクリニックの受診も選択肢です。専門クリニックでは、より詳しい検査や個々の症状に合わせた治療プランの提案、カウンセリングなどを受けることができます。
受診の目安とタイミング
以下のような場合は、医療機関への相談を検討しましょう。
- 1日に100本以上の抜け毛が長期間続く
- 分け目やつむじが急に目立ってきた
- 頭皮にかゆみ・赤み・フケ・炎症がある
- セルフケアを続けても改善が見られない
- 精神的なストレスや体調不良を伴う
医療機関で受けられる主な治療内容
医療機関では、症状や原因に応じて以下のような治療が行われます。
- 外用薬(発毛剤)
女性用ミノキシジル外用薬(1%配合)が国内で承認されており、FAGAやびまん性脱毛症の治療に用いられます。薬剤師や医師の指導のもと、正しい方法で使用しましょう。 - 内服薬
女性の薄毛治療において、保険適用の内服薬はありません。男性用の治療薬(フィナステリドやデュタステリド)は女性には使用できませんので注意が必要です。 - サプリメントや栄養指導
鉄分や亜鉛など、髪の成長に必要な栄養素の補給や、食生活のアドバイスも行われます。 - 頭皮環境の改善治療
頭皮の炎症やフケ、脂漏性皮膚炎などがある場合は、抗炎症薬や外用薬での治療が行われます。 - カウンセリングや生活習慣のアドバイス
ストレスケアや生活習慣の見直しについても専門家からアドバイスを受けることができます。 - ウィッグやヘアスタイルの提案
必要に応じて、ウィッグやボリュームアップのためのヘアスタイルの相談も可能です。
まとめ
女性の薄毛・抜け毛には、FAGA(びまん性脱毛症)をはじめ、産後脱毛、脂漏性・牽引性・円形脱毛症など複数のタイプがあり、ホルモン変化、頭皮の炎症、物理的刺激など原因はさまざまです。特に閉経前後や産後、更年期には、女性ホルモン低下の影響で全体的なボリュームダウンや一時的な抜け毛が起こりやすくなります。
また、ストレス、偏った食事、過度なダイエット、喫煙・飲酒、紫外線、頻繁なカラーやパーマ、きついヘアアレンジなどの生活習慣・環境要因も、頭皮の血行不良やダメージを通じて薄毛を悪化させます。そのため、栄養バランスの見直し、紫外線対策、頭皮に優しいヘアケア、睡眠やストレス管理といったセルフケアを徹底することが大切です。
年齢やライフステージごとに原因や対処法は異なりますが、抜け毛の増加やかゆみ・赤みなど頭皮の異常が続く場合は、早めに皮膚科や薄毛治療専門クリニックを受診し、外用薬や頭皮治療、生活指導など専門的なサポートを受けることが安心につながります。
薄毛や脱毛が気になったら、ひとりで悩んでストレスをため込まないよう、早めにAGAやFAGA専門治療クリニックに相談してみてください。
よくある質問
- 女性の薄毛・抜け毛にはどのような種類がありますか?
女性の薄毛は、FAGA(びまん性脱毛症)を中心に、分娩後脱毛症、脂漏性脱毛症、牽引性脱毛症、円形脱毛症など複数のタイプがあります。それぞれで原因や進行の仕方が異なるため、タイプに応じた対策が必要です。
- 女性の薄毛・抜け毛の主な原因は何ですか?
ホルモンバランスの変化、頭皮の炎症、きついヘアスタイルによる物理的刺激などが主な原因です。特に女性ホルモンの変動や頭皮環境の悪化が、FAGAや分娩後脱毛症などの発症・進行に関わるとされています。
- 生活習慣や環境は薄毛・抜け毛に影響しますか?
影響します。ストレス、偏った食事や過度なダイエット、喫煙・飲酒、紫外線、頻繁なヘアカラーやパーマなどは、血行不良や頭皮ダメージを招き、薄毛・抜け毛を悪化させる要因になります。
- 自分でできる薄毛・抜け毛対策には何がありますか?
栄養バランスのよい食事への見直し、紫外線対策、頭皮に負担をかけない適切なヘアケア、十分な睡眠やストレス管理などのセルフケアが重要です。こうした生活習慣の改善は、頭皮環境を整える基本的な対策になります。
- どのような場合に医療機関を受診したほうがよいですか?
20〜50代以降のどの年代でも、抜け毛の増加や頭皮のかゆみ・赤みなどの異常が続く場合は、皮膚科や薄毛専門クリニックの受診が推奨されます。妊娠・出産、更年期などライフステージによって原因が異なるため、外用薬や頭皮治療、生活指導など専門的なサポートを受けることが大切です。
