薄毛・ハゲ

つむじはげの基準はどこから?セルフチェック方法・治し方・原因を専門医が解説!

「つむじの薄毛が気になり始めた」「最近、頭頂部の抜け毛が増えた気がする」といった変化に、不安を感じる人は多いのではないでしょうか。しかし、つむじはげは加齢だけが原因ではありません。実は、男性ホルモンの影響や遺伝、ストレス、生活習慣など、様々な要因が関係しているのです。

よく「つむじはげは坊主にするしかない」「てっぺんを隠すことしかできない」と諦める人がいますが、それは間違いです。つむじはげは、適切な対策を講じれば改善が可能な脱毛症なのです。大切なのは、初期症状を見逃さず、早期に発見し、治療を開始すること。

この記事では、つむじはげの原因や症状、セルフチェックの方法、予防法、そして治療法について詳しく解説します。医療機関での最新の治療法もご紹介。ぜひ最後までご覧になり、つむじはげ対策にお役立てください。

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つむじはげの診断基準は?

つむじはげの診断基準は?

つむじはげ、てっぺんはげとは頭頂部脱毛症とも呼ばれ、頭のてっぺんのつむじ周辺から始まる脱毛現象を指します。男性ホルモンの影響が強く、主に男性に見られる脱毛型で、初期の段階では気付きにくいと言われています。

実は、医学的に明確に決められたつむじはげの基準はありません。自分自身で鏡を見て「薄くなってきたかも」と判断することが重要です。ただし、つむじはげの初期症状を知ることで、自分で薄毛を確認できるでしょう。ここでは、つむじはげの初期症状のサインやセルフチェック方法を解説します。

つむじはげの初期症状

つむじはげの初期症状

つむじはげの初期症状は以下の点に表れます。

  • 毛髪の細さ
  • 毛量の減少
  • 薄毛部位の拡大

毛髪の細さ

つむじはげの初期症状として、つむじ周辺の毛髪が徐々に細くなり、色が薄くなることが見られます。髪の束を指で持ち上げた時に、以前と比べてその量が減っているように感じることがあります。

毛量の減少

つむじ部分の髪の毛が目立って減少し、頭皮が透けて見え始めることがあります。鏡を使って頭頂部を確認すると、以前よりも皮膚の色が鮮明に見えるかもしれません。

薄毛部位の拡大

薄毛がつむじから放射状に広がり、時間とともにその範囲が拡大します。初めは小さな部分から始まりますが、時間が経つにつれてその範囲は広がります。

つむじはげの進行度合いと早期発見の重要性

つむじはげは、初期段階では気づきにくい脱毛症状です。しかし、放置すると徐々に進行し、頭頂部の髪がまばらになっていきます。つむじはげの進行度合いを理解し、早期発見することが非常に重要なのです。

つむじはげは、一般的に以下のような段階を経て進行していきます。

  1. 初期段階:つむじ周辺の髪が徐々に細くなり、抜け始める。頭皮が透けて見え始める。
  2. 中期段階:つむじ周辺の髪がまばらになり、頭皮が目立つようになる。抜け毛が増える。
  3. 後期段階:つむじ周辺の髪がほとんどなくなり、頭皮が大きく露出する。他の部位への脱毛も広がる可能性がある。

つむじはげを放置すると、脱毛範囲が拡大し、回復が難しくなります。一方、初期段階で発見し、適切な対策を講じれば、症状の進行を遅らせたり、回復させたりすることが可能です。

早期発見のためには、定期的に頭皮や髪の状態をチェックすることが大切です。自分で変化に気づきにくい場合は、家族や友人、美容師などに頭皮の状態を見てもらうのも一つの方法です。

少しでもつむじはげの兆候があると感じたら、すぐに専門医に相談しましょう。

自宅でできるつむじはげセルフチェック方法

自分でできるつむじはげチェック方法

つむじはげのチェック方法は以下があります。

  • 鏡を利用する
  • 毛髪の太さや密度を比較する
  • 頭皮の赤みやかゆみ

鏡を利用する

頭頂部は自分で見るのが難しいため、手鏡を使い、髪の分け目やつむじを観察しましょう。二つの鏡を使い、一つを正面に持ち、もう一つを頭頂部を見るために使うとより詳しく確認できます。

毛髪の太さや密度を比較する

頭頂部の毛髪の太さや密度を、側頭部などの他の部分と比較します。違いが見られた場合、つむじはげの可能性があります。指で毛髪をまとめて持ち、比較的薄毛でない部分と比較してみましょう。

頭皮の赤みやかゆみ

頭皮の赤みやかゆみはつむじはげとは直接関係はありませんが、頭皮の健康状態に問題がある可能性があります。頭皮が赤い、かゆい、痛んでいる場合は、皮膚科医に相談することをお勧めします。

つむじはげが起こるメカニズムは?

なぜつむじから脱毛が始まるかを理解するためには、「ヘアサイクル」について知ることが必要となります。ヘアサイクルは、一本一本の毛髪が経る成長のサイクルであり、成長期→退行期→休止期と進行します。

正常な状態では新たな毛髪が成長し、古い毛髪が抜ける、というサイクルが繰り返されているのです。

しかし、男性ホルモンの影響を受けやすい頭頂部の毛髪(特につむじ周辺)では、このヘアサイクルが正常に進行しなくなることがあります。成長期が短くなり、代わりに休止期が長くなることで、結果として毛髪が抜け落ち、新しい毛髪が生えてこなくなるのです。これがつむじはげが発生するメカニズムとなります。

つむじはげになる原因は?

つむじはげになる原因は?

つむじはげの原因は以下があります。

  • 男性ホルモンの影響
  • 遺伝的要素
  • ストレスの影響
  • 睡眠の影響
  • 食事の影響
  • 病気や薬による影響

それぞれを詳しく解説します。

男性ホルモン(テストステロンとDHT)の影響

男性ホルモンの過剰な分泌が脱毛に影響を及ぼすと考えられています。DHTというホルモンが、毛乳頭細胞の活動を抑制し、結果的に毛髪の生育サイクルを短縮することで脱毛を促進します。治療法の一つとして、このDHTの生成を抑制する薬が用いられることがあります。

遺伝的要素

研究により、薄毛は遺伝による影響を受けやすい疾患であることがわかっています。そのため、家族に薄毛や脱毛症の人がいる場合、脱毛症のリスクが高まります。

特に、母方の祖父・曽祖父が薄毛の場合、薄毛になる可能性が高いです。

ストレスの影響

ストレスにより体内のホルモンバランスが乱れ、結果として毛髪の成長サイクルに影響を及ぼします。そのため、ストレス管理が脱毛症の予防に重要です。

睡眠の影響

睡眠は体全体の回復と修復のために不可欠で、この過程で毛髪の健康も維持されます。睡眠不足は体内のホルモンバランスを乱し、毛髪の成長にも影響を及ぼします。

食事の影響

食事で摂取する栄養素が毛髪の健康に大きく影響します。特に、ビタミンB群、ビタミンE、鉄分、亜鉛などが毛髪の成長に重要な栄養素です。

病気や薬による影響

特定の疾患や薬が脱毛症の原因となることがあります。例えば、自己免疫疾患や甲状腺疾患、また、抗がん剤などは脱毛を引き起こすことがあります。

こういった脱毛症は、原因となる疾患の治療や薬の変更によって改善されることもあります。

つむじの薄毛5つの予防法

つむじの薄毛、はげ5つの予防法

つむじはげの予防には以下の方法があります。

  • シャンプーで頭皮ケア
  • 頭皮マッサージで頭皮ケア
  • バランスの良い食事
  • 睡眠と適度な運動
  • 早期発見と早期対策

それぞれの詳細を解説します。

シャンプーで頭皮ケア

頭皮の衛生は、健康的な毛髪成長のために重要です。頭皮に優しいディープクレンジングシャンプーを使い、頭皮の汚れや皮脂、残留物をしっかりと洗い流しましょう。

頭皮マッサージで頭皮ケア

強力な洗浄力のあるシャンプーは逆に頭皮に負担をかける場合がありますので、使用は週に1~2回程度に留め、普段は頭皮に優しいシャンプーを選びましょう。

頭皮マッサージで、血行を促進し、栄養素が毛根にしっかりと届くのを助けます。適度な力で頭皮を指の腹で円を描くように優しくマッサージします。一日に数分程度で効果的で、シャンプー時や入浴時に行うと良いでしょう。

バランスの良い食事

バランスの良い食事は全身の健康だけでなく、毛髪の健康にも関わります。タンパク質、ビタミン、ミネラルが豊富な食事を心掛けましょう。

特に、ビタミンA、ビタミンE、亜鉛、鉄分などは頭皮と毛髪の健康に重要です。これらの栄養素は魚、肉、卵、野菜、果物、全粒穀物などのバラエティに富んだ食事から得ることができます。

睡眠と適度な運動

良質な睡眠と適度な運動は、ストレス管理と全身の健康に重要で、薄毛の予防にも繋がります。睡眠中は成長ホルモンが多く分泌され、体は修復と再生を繰り返します。これには毛髪の健康も含まれます。

適度な運動は血流を良くし、栄養素が毛根に運ばれるのを助けます。また、運動はストレスを軽減し、ストレスが薄毛に影響を与えるのを防ぐのに役立ちます。

初期症状を見逃さない早期発見と早期対策

薄毛の予防と治療において、早期発見と早期対策が非常に重要です。初期症状を見逃さないように、頭髪や頭皮の変化に気をつけましょう。

そして、毛髪の変化に気づいたら、すぐに専門家に相談しましょう。薄毛の進行度に応じて、最適な治療法を提案してくれます。早めに対策を講じることで、薄毛の進行を遅らせたり、抑えることが可能になります。

病院でのつむじはげ治療法

医療機関でのつむじはげ治療法

医療機関で受けられるつむじはげ治療法について解説します。

クリニックでのつむじはげ診断方法

つむじはげを診断するために、皮膚科やクリニックでは専門的な診断手法を用いています。まず初めに、専門医が頭皮の視覚的な診断を行います。

特に、髪の分け目の広がりや頭頂部の薄毛の範囲などを詳細に確認します。また、医師は患者の髪の生え際、頭皮の健康状態、髪の太さと質感も調べます。

さらに、医療機関では頭皮の毛穴を詳細に観察するためのマイクロスコープを使用することがあります。この装置は、毛包の状態や毛髪の成長パターンを視覚化し、薄毛の原因や進行度をより詳しく調べるのに役立ちます。これらの情報を基に、専門医は最適な治療法を提案します。

フィナステリドによる治療法

フィナステリドは内服薬で、男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制します。DHTは髪の成長を阻害するので、その生成を抑制することで、薄毛の進行を遅らせたり、抑える効果が期待できます。

ミノキシジルによる治療法

ミノキシジルは外用薬で、頭皮に直接塗布します。ミノキシジルは血管を広げて血流を改善し、毛髪の成長を促進します。その結果、髪の太さや密度が増す可能性があります。

これらの薬を使った治療は、医師の指示に従い、適切に使用すれば、薄毛の症状を改善する助けとなります。ただし、効果は人により異なるため、最初から効果が出るとは限りません。また、副作用もあるので、治療開始前に医師と詳しく相談し、利点とリスクを十分に理解してから使用してください。

自毛植毛術

自毛植毛術は、薄毛や脱毛のない部位から毛根を採取し、つむじはげの部位に移植する外科的治療法です。自身の髪を利用するため、拒絶反応のリスクが低いのが特徴です。

FUT法とFUE法の2種類があり、FUT法は頭皮の一部を切除して毛包を採取するのに対し、FUE法は毛包を一つ一つ採取する方法です。FUE法は手術痕が目立ちにくいというメリットがあります。

メソセラピー

メソセラピーは、頭皮に直接、髪の成長を促進する栄養素(ビタミン、ミネラル、アミノ酸など)を注射する治療法です。これにより、頭皮の血行を改善し、毛根に栄養を届けることで、髪の成長をサポートします。定期的に治療を受けることで、髪の量や質の改善が期待できます。

大阪AGA加藤クリニックでの頭頂部薄毛治療実例

当院での頭頂部の薄毛の治療実例を紹介します。治療の方法、各段階の詳細についてはリンク先をご覧ください。

当院モニター患者様治療終了【半年間】40代男性

当院モニター患者様治療終了【半年間】40代男性

50代男性モニター様治療から3か月後~後頭部・頭頂部~

50代男性モニター様【治療から3か月後~後頭部・頭頂部~】

当院モニター様治療経過 【30代男性】

当院モニター様治療経過 【30代男性】

40代男性モニター様【治療から6か月後~後頭部・頭頂部~】

【治療から6か月後~後頭部・頭頂部~】

まとめ

つむじはげは、男性ホルモンの影響や遺伝、ストレス、生活習慣など様々な要因が絡み合って発症する脱毛症です。初期症状に気づきにくいため、定期的に頭皮と髪の状態をチェックし、変化があればすぐに専門医に相談することが大切です。

早期発見と適切な治療法の選択が、つむじはげ改善の鍵を握ります。治療法には、薬物療法、自毛植毛術、メソセラピー、HARG療法などがあり、個人の状況に合わせて最適なアプローチを選択しましょう。

健やかな頭皮と髪を保つために、日々の生活習慣にも気を配り、つむじはげ対策に取り組んでいきましょう。

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