薄毛や抜け毛に悩む多くの方が、対策として育毛剤や発毛剤を検討されます。薄毛などが気になってきたあなたにとっての強い味方、育毛剤に今多く含まれている成分を知っていますか?
育毛剤と発毛剤、それぞれの製品がどのような効果を持ち、どのような状況で使用するべきかを明確に理解することは、薄毛対策を効果的に進める上で非常に重要です。
ここでは、それら育毛に役立つ各成分の効用や使用に当たっての注意点などをご紹介しましょう。
AGA治療薬の代表的な種類の概要については以下の記事でまとめています。
総合頭髪治療を専門とする大阪AGA加藤クリニックグループ総院長 加藤です
臨床的に効果が認められた様々な薄毛・脱毛に有効な最先端の治療を得意としています
平成13年 近畿大学医学部 卒業
平成13年 大阪医科大学医学部付属病院 形成外科入局 麻酔科勤務
平成17年 大手美容外科 形成外科部長 植毛部門勤務
平成23年 大阪AGA加藤クリニック開業
日本形成外科学会 正会員
日本再生医療学会 正会員
国際抗老化再生医療学会 正会員
育毛剤と発毛剤の効果の違い
育毛剤は「医薬部外品」として分類され、主に現存する髪の毛の成長を促進し、より太く、長く、丈夫な毛髪を育てることを目的としています。これは、頭皮環境を改善し、薄毛の原因物質の生成を防ぎながら抜け毛を予防する作用があります。
育毛剤は一般的にドラッグストアやネット通販で手軽に購入可能であり、日々のケアに取り入れやすい特長があります。
一方で、発毛剤は「第一類医薬品」として位置づけられ、毛母細胞の活性化を通じて新しい毛髪の成長を促進する効果があります。特に有効成分「ミノキシジル」を含む発毛剤は、AGA(男性型脱毛症)などの疾患治療において処方され、日本で唯一、外用薬として髪の毛を生やす成分として認可されています。
発毛剤の使用は医師の診断と処方箋が必要であり、その効果は科学的に実証されています。
育毛剤と発毛剤のこのような根本的な違いを理解することで、自身の薄毛の状態や目的に応じて最適な製品を選択し、より効果的な薄毛対策を展開することが可能になります。
育毛剤にどんな効果がある?
育毛剤の主な役割は、現存する髪の毛の健康を維持し、さらに新しい髪の成長を促すことにあります。自身の薄毛の原因や状態に合った成分を含む育毛剤を選ぶことが、効果を最大限に引き出す鍵です。
育毛剤がどのようにしてこれらの効果を実現するのか、具体的に解説します。
頭皮の環境を整える
育毛の基本は、健康な頭皮環境の維持から始まります。育毛剤に含まれる成分は、皮脂の過剰な分泌を抑えたり、乾燥や炎症を予防することで、頭皮を清潔に保ちます。
例えば、ドクダミエキスやイソフラボンは頭皮環境を整えるのに役立ちます。
良好な頭皮環境は、髪の毛が健康に成長するための土台を作ります。
髪の毛の成長を促す
血行促進は、髪の成長に欠かせない要素です。育毛剤には血行を促進し、髪の毛の毛根に十分な栄養を届ける成分が含まれています。
例えば、アデノシンやパンテノールなどは、血行促進や毛母細胞の活性化に貢献します。
これにより、髪の毛は太く、強く成長することが期待できます。
薄毛・抜け毛を予防する
薄毛や抜け毛の一因とされるのが、ジヒドロテストテロン(DHT)の過剰分泌です。多くの育毛剤には、このDHTの生成を抑制する成分が含まれており、薄毛や抜け毛の進行を予防する助けとなります。
例えば、ビオチンやオレアノール酸は抜け毛を予防する効果が期待されます。
育毛剤と発毛剤は併用できる?
多くの方が薄毛対策として育毛剤や発毛剤の併用を考えることがありますが、専門医の立場からは推奨できません。
育毛剤と発毛剤、それぞれは特定の成分の割合や濃度が精密に調整され、単独で使用することで最大の効果を発揮するよう設計されています。これらを同時に使用することで、有効成分の吸収が妨げられ、結果として期待される効果を得ることができなくなる可能性があります。
さらに、成分間の相互作用により、頭皮トラブルや副作用のリスクが高まることも懸念されます。
主な理由は以下の通りです:
- 成分のバランスが崩れる
各製品はそれぞれの成分が最適なバランスで配合されています。併用すると、このバランスが崩れ、効果が損なわれることがあります。 - 頭皮トラブルのリスク
併用により相性の悪い成分が混ざり合う可能性があり、副作用による頭皮トラブルのリスクが高まります。 - 成分の重複
商品同士で配合成分が重複している場合、吸収量が増加し、頭皮に悪影響を与える可能性があります。
製品選びに際しては、医師や専門クリニックに相談し、自身の状態や目的に合った最適な選択を行いましょう。
育毛剤の効果成分全解説!
育毛に役立つ各成分の効用や使用に当たっての注意点などをご紹介しましょう。
ミノキシジル
元は高血圧用の血管拡張剤でしたが、副作用として全身の毛が増える症状が頻繁に起きたことで、頭皮発毛への有効性が認められ、今では育毛・発毛目的の成分として有名になりました。
日本では使用方法は主に外用で、直接頭皮に塗布します。市販で買える外用薬(発毛剤)としては「リアップ」や「ロゲイン」が有名です。
効果効能
毛母細胞を活性化させ、頭髪の発毛・成長を促すのに強い効果があります。ただ、その具体的なメカニズムは判明していません。効果の範囲は、AGAと呼ばれる頭頂部の薄毛タイプのみに限定され、M字型などのような生え際の後退には効果がないという特性があります。
併用効果
ミノキシジルは毛母細胞での発毛効果であり、フィナステリドは脱毛の原因となる酵素の抑制にあります。つまり、各々の役割が異なるため互いの効果を干渉しないので、個々の効果を十分に発揮できるということになります。
互いに効果を高め合う訳ではないので、体質的にフィナステリドが合わない場合は、類似効果のあるノコギリヤシやオウゴンエキスなどと代替しても差し支えありません。
注意点
ミノキシジルが含まれる育毛製品には頭皮に直接塗布の場合はかぶれが心配されます。
- 血管拡張による血圧の変化が心臓への負担をかけます。
- 性欲減退が認められています。
女性、特に妊婦の方は服用を避けた方がよいでしょう。 - 服用を止めると途端に増えた髪の毛が一気に抜けることがある
一方、全く変化がなかったケースもあるなど、人によって差があるのが現実です。 - 頭痛
- 発疹
- 眠気
効果が大きい分多くの副作用が心配される育毛成分ですから、あなたの体質に合うかを見極めた上で、用法用量を守って服用するよう心掛けてください。
フィナステリド
元は前立腺肥大の治療のために開発され、AGA(男性型脱毛)への効果が認められて、90年代後半から世界中で脱毛症治療薬として販売されています。
効果効能
AGA(男性型脱毛)への強い効果が認められ、パルテノライドなどと類似していますが、中でも特に効果幅が大きいと云われます。
併用効果
ミノキシジルとの併用効果が高いと云われますが、根拠となる研究やデータは特にないようです。ミノキシジルが毛母細胞にアプローチする発毛効果であり、フィナステリドが脱毛の原因となる酵素の抑制と云うふうに、互いの役割が異なることで相乗効果を生んでいると云えます。
L-リジンの服用は、髪の毛の根幹的成分である動物性たんぱく質の摂取となり、フィナステリドの体内吸収率を高めますが、同時に脂肪摂取によって薄毛に大きく関与する酵素である5αリダクターゼを生成してしまいます。フィナステリドを併用すれば5αリダクターゼを阻害することが出来ます。
注意点
主な副作用として、性欲減退・性機能障害が挙げられ、胃痛・腹痛・下痢・頭痛の恐れもあります。元々、女性には全く服用効果はありませんが、胎児に影響があるので妊娠中の女性の服用はNGになっています。
亜鉛
人体には必須の成分の一つで、欠乏すれば味覚障害や貧血、皮膚炎、免疫力の低下などいろいろな病症を招きます。多く摂取すれば免疫活性化や新陳代謝の向上が図れますが、正常以上に働きを高めるものではありません。
効果効能
- 髪の毛生成の元になるケラチンを合成します。
- 薄毛の原因物質ジヒドロテストステロン(DHT)の生成要素の1つの5αリダクターゼという酵素の生成を阻害します。
ただ、フィナステリドやノコギリヤシと比べると、効果は限定的で、過剰摂取すると、かえって身体にダメージを与える可能性があります。
注意点
普段の食事で自然に摂取できる成分なので、育毛目的でサプリメントなどを常用すると、体内での化学反応のせいで、鉄や銅の欠乏症を招き、ミネラルバランスを崩す結果になります。免疫力の低下を心配するなら、10~20mg程度に抑えた方が良いでしょう。
アロエエキス
観葉植物としても人気のアロエから抽出したエキスです。
効果効能
アロエに含まれるアロインが男性型脱毛の抑制に効果があるとされ、基本的には頭皮マッサージを行いながら塗布します。
注意点
ホルモンに直接影響のある成分ではなく、一般食品として広く用いられているので、特に心配はありません。
イソフラボン
大豆などの豆植物の芽に多く含まれるポリフェノールと呼ばれる成分の一種です。体内でエストロゲン(女性ホルモン)と同じ働きをするので、育毛・発毛効果以外にも、更年期障害の緩和やアンチエイジング効果もあると云われます。
効果効能
イソフラボンを服用することで、頭髪を濃くする性質のある女性ホルモンを体内に増やすことになります。
併用効果
カプサイシンが頭皮の血行を促進させる効果、イソフラボンがホルモンバランスを変える効果と、それぞれの別領域で育毛効果が見られます。
注意点
女性ホルモンを増やすと云うことは、男性ホルモンとの割合を減らすことなので、男性生殖活動に影響があります。継続的な服用には用量に注意が必要です。
イチョウ葉エキス
銀杏の葉から有効成分を抽出したエキスで、特に「フラボノイド」の抗酸化作用と、イチョウ葉特有成分の「ギンコライド」がポイントです。
ギンコライドには血流改善作用があり、高血圧や動脈硬化予防や脳血流の改善、アルツハイマーの改善に役立つと云われています。
効果効能
頭皮が酸化することで、通常の脱毛・発毛サイクル以上に脱毛が増えたり、発毛が遅くなります。フラボノイドの抗酸化作用で健康的な頭皮を維持できます。頭皮が活発に細胞分裂を繰り返すのは発毛や毛を伸ばすためですが、そのためには栄養素を含んだ血液の血流状態が大変重要です。
血行が悪ければ、細胞分裂が起こりにくく、発毛不足につながるので、ギンコライドによる血行促進は育毛面でも、とても有効になります。
注意点
稀に、胃腸障害、頭痛、アレルギー性皮膚炎、鼻炎になることがありますが、用量に注意して、1日の摂取量120~240mgを守れば問題はありません。
L-リジン
L-リジンはL-リシン、リシンと呼ばれる、動物性たんぱく質に豊富に含まれる必須アミノ酸の一種で、中でも不足し易いものです。リシンはカルシウムの吸収率を良くして骨を丈夫にしますが、欠乏すると成長障害や骨粗しょう症を引き起こします。
効果効能
髪の毛はケラチンとアミノ酸から構成され、アミノ酸はたんぱく質を体内で分解することで生成されるため、たんぱく質の摂取は発毛にとっても重要になります。植物性より動物性たんぱく質の方が分解されやすいのですが、同時に脂肪も摂取することになります。
脂肪は5αリダクターゼと云う脱毛原因のホルモンを生成する働きがあるので、L-リジンのサプリメントを服用する場合は5αリダクターゼ阻害剤との併用が効果的になります。
注意点
1日推奨摂取量は2.1gとWHOは提唱しているので、その範囲内の服用が望ましいです。妊娠中・授乳中の服用は避けた方が良いでしょう。
オウゴンエキス
コガネバナと云う植物の根を乾燥させたオウゴンから抽出したエキスで、漢方でも重用されています。頭痛、腹痛、嘔吐、下痢、胃炎、腸炎に効果があると云われ、近年はアンチエイジング効果も注目されています。
効果効能
脱毛原因となる男性ホルモンを生み出す5αリダクターゼの生成を抑えます。ただし、5αリダクターゼ抑制効果で云うならば、フィナステリドの方が優れています。
注意点
自然・天然成分とは言え副作用の心配がないとは限らず、男性ホルモン抑制の効果がある以上、生殖機能の減退は避けられないことに留意しましょう。
オランダカラシ
オランダカラシは、クレソンやミズガラシと呼ばれ、水中や湿地帯に生息する植物です。ワサビなどと同様、抗菌性の辛味成分を含みます。食用以外に保温や肌に良い栄養素を含むことから化粧品の成分としても使われます。
薬効としては、食欲促進、高血圧防止、ウィルス性鼻炎の予防、口臭防止などがあります。
効果効能
エキスに含まれるシニグリン(ミロン酸カリウム)と云う抗菌性辛味成分が頭皮を刺激して、血行を促進します。また肌の潤いを謳い文句にしたクレソン石鹸と云った商品があるように、オランダカラシには強い保湿作用があります。
注意点
自然成分ですから副作用の心配はありませんが、刺激成分ではあるので、この成分の含まれた商品の摂取には、定められた用量を守りましょう。
カプサイシン
カプサイシンは唐辛子(チンキ)に含まれる、食べた時にピリリとする感覚の辛味成分です。
効果効能
元々は体内の血行を促進し新陳代謝を高めると云うことで、ダイエット用サプリメントなどで使用されていました。近年、頭皮の血行促進効果に注目され、育毛・発毛にも一定の効果が認められると、育毛用サプリメントなどにも含まれることが多くなりました。
注意点
唐辛子の大量服用は消化器官などに大きな負担となり、体にダメージを与える可能性があります。頭皮の血行を良くする育毛成分は、センブリエキスやアルガンオイルと云った頭皮に直接塗る自然成分もあるので、バランスを考えて併用しましょう。
カプサイシンは頭皮に直接塗ることでも一定の血行促進効果が得られますが、同時に頭皮に強い刺激を与えてダメージの心配もあるので、やはり口腔摂取の方が良いでしょう。
クエン酸
レモンやオレンジなどの柑橘類、梅干しなどに含まれる酸味成分で、疲労の元になる体内の乳酸を燃焼させて疲労回復する効果で有名ですね。また、抗酸化作用で肌細胞の酸化を防いで美肌、アンチエイジング効果の成分として注目されています。
効果効能
頭皮に対する抗酸化作用で、かゆみや荒れを防ぎ、頭皮の嫌な臭いも抑えます。頭皮の血行を促進するので、毛母細胞に栄養を送り、毛髪成長の活性化を促します。
注意点
直接的な副作用はありませんが、過剰な口腔摂取は胃腸への負担をかけ、下痢などを招くので、1日2~5g程度を心掛けましょう。頭皮に塗布して、かゆみやかぶれなど、肌に合わないと感じた場合は使用に注意しましょう。
クコの実
中国原産の植物クコになる果実で、ドライフルーツとして食されますが、薬用としては精力増強や血圧・血糖値を下げる効果、眼精疲労や足腰の痛み回復、さらに老化防止の効果もあると云われています。
効果効能
クコの実に含まれるゲルマニウムは頭皮の新陳代謝を高める効能があります。新陳代謝を高め頭皮サイクルを早めることで、頭皮の老化と毛根の汚れや老廃物の溜まるのを防ぎます。
ただし、強い増毛効果を期待することは難しいでしょう。保温などと合わせて、育毛活動全体の一つの成分として認識してください。
ショウキョウエキス
あなたが日常食べている生姜から抽出されるショウキョウエキスには、頭皮に限らず髪の毛やお肌にも有効で、基礎化粧品やコンディショナーなど広く使われています。
それ以外にも、冷え性の改善や血行促進、ダイエットなど健康面での効果でも有名です。
効果効能
辛味成分のジンゲロールは血管を拡張させて血流を良くする働きがあるので、頭皮の血行を促進します。また、ジンゲロールとショウガオール成分には頭皮の活性酸素を抑制するので、かゆみや湿疹を防ぎます。
その他にも、頭皮や毛髪の保湿、フケやかゆみを防ぐ抗菌作用など育毛面では多くの効果があります。
これらの効果は口腔摂取でも、直接皮膚に塗布し吸収しても得られます。また、メントールの効果持続目的として、トニック系の育毛剤にも配合されているようです。
注意点
健康に良い食べ物ですから、副作用の心配はありませんが、ショウガそのものを食べる場合は、1日10g程度に抑えて胃腸への負担を減らした方が良いでしょう。
センブリエキス
リンドウ科センブリ属の薬草センブリから抽出されるエキスで、胃腸虚弱・下痢・腹痛・脱毛の症状に効果があり漢方薬として、古来より珍重されて来ました。最近は血行促進効果が注目され、育毛剤・育毛シャンプーなどにセンブリエキスを採用する商品が増えています。
センブリの乾燥品は法律上、医薬品として扱われるほど、体に効果・影響が認められています。
効果効能
センブリに含まれるスエルチアマリンなどの成分が頭皮に浸透して血行を促進させます。毛髪の元である毛母細胞に栄養を運ぶ血液の流れが良いほど、毛髪を成長させ、余計な脱毛を防ぐことが出来る訳です。
注意点
頭皮への塗布には、副作用などの注意するべき点はありません。頭皮環境を整える働きと云うことで、女性や妊婦さんにも使用可能な成分と云えます。
ニコチン酸アミド(ナイアシン)
ナイアシン、またはビタミンB3と呼ばれるニコチン酸の化合物です。たばこのニコチンと云えば悪いイメージですが、ニコチン酸は別物で、皮膚の正常化や血中コレステロールの低下、血行促進に寄与します。
効果効能
ニコチン酸アミドには毛細血管を拡張させ、血流を良くして、毛母細胞に栄養素の供給を高め、活性化させて毛髪サイクルの改善に繋げます。
注意点
1日の摂取上限の100mgを越えると、一時的に皮膚の紅潮や湿疹、かゆみが発生する場合があり、慢性的な過剰摂取を続けると、消化器官系に悪影響を及ぼすようです。
ニンジンエキス(オタネニンジン根エキス)
高麗人参と呼ばれるもののエキスを抽出したものです。
効果効能
漢方でも他の漢方の薬功を高める働きから広く使われ、抗酸化作用を高めるとして、シャンプーや育毛剤で補佐的に使用されることが多いようです。
注意点
過剰摂取や長期摂取には副作用として、不眠症や頭痛、動悸、高血圧などが挙げられます。サプリメントなどに含まれる場合は、摂取量1日5g以上の服用は避けましょう。シャンプーや育毛剤のように直接頭皮に塗布する場合は、気にしなくても良いでしょう。
ニンニクエキス
一般的に疲労回復や冷え性改善などで知られますが、育毛成分としても一定の効果があります。
効果効能
ニンニクエキスに含まれる成分で、アリシンはニンニク臭の元であり、スコルジンは疲労回復や高血圧に役立ちます。そして、有機ゲルマニウムが多様な育毛効果を示し、主に以下の4つの効果が挙げられます。
- 毛穴の洗浄
特に効果が期待され、最近ではヘッドスパなどで、ニンニクエキスを使った高い洗浄能力が注目されています。 - 血行促進の効果
- 頭皮の抗酸化
- フケ、かゆみの防止
注意点
ニンニクエキスは体内に残らない成分なので、用量を大幅に超えた服用さえしなければ、健康面に問題はありません。
ノコギリヤシ(ソーパルメットエキス)
ヤシの1種で、発毛効果以外にも前立腺肥大症の治療薬、尿漏れ・頻尿の緩和があるとして医学的に研究が進められている自然成分です。
効果効能
男性ホルモンは体内にある薄毛の原因物質のジヒドロテストステロン(DHT)に変換されますが、ノコギリヤシはこれを抑制します。育毛成分の中でも、発毛効果が高い植物成分と云われています。
注意点
- 生殖機能の減退
- ホルモンバランスを崩すので、妊娠中の女性の服用はNGです。
プラセンタエキス
胎盤から抽出された栄養素のプラセンタエキスは近年、美容や医療、更年期障害・腎臓疾患からシミやたるみの防止・アンチエイジングまで幅広く活用され、育毛分野でも関心が高まっています。
効果効能
末梢血流増量効果と云って、頭皮の循環血液量が増えることで細胞分裂が活性化し、毛母細胞に栄養がより多く行き渡り、発毛につなげることが期待されています。
男性ホルモンが過剰に分泌されることで、ホルモンバランスが崩れて、抜け毛や肌がボロボロになるのを、プラセンタはホルモンバランスを整えることで回復します。
注意点
副作用と呼ばれるものはありませんが、摂取後、むくみや腹痛・眠気などが起こることがあるので、用量には注意しましょう。
ホホバオイル
ホホバはアメリカ南西部やメキシコ、オーストラリアなどの砂漠に生息する多年草の植物です。その実から抽出されたエキスは、高い保湿性と紫外線遮断効果などで肌にとって多くの効果を示し、皮膚への浸透力も優れ、育毛以外でもスキンケア商品や化粧品としてよく使われる成分です。
ホホバオイルに含まれるワックスエステルという成分でほぼ100%構成され、肌への異物混入を防ぐ一方、肌の水分消失を防ぐ効果があります。
効果効能
頭皮の保湿、抗菌作用、酸化防止、血行促進、頭皮に塗布してマッサージすると毛穴の皮脂を除去できるなど、効果は多くありますが、保温効果以外は補助成分で育毛剤やシャンプーの主要成分に使われることはありません。
注意点
自然植物成分ですので副作用の危険性は低いですが、アレルギー反応を引き起こすこともあるので、肌荒れや刺激・違和感を感じた場合は皮膚科に相談してみてください。
アムラの実
アムラは、アジアを中心に海抜1500m以上の地域に生育するトウダイグサ科の木です。 その実には、身体の老化を防ぎ、整腸作用や肌の潤いを保つなどのいろんな効能があり、インドなどでは古くから愛用されている植物です。
近年、日本でも主に美容面で注目され、化粧品やシャンプーなどに使われることが多くなってきました。
効果効能
「β-グルコガリン」と云う成分が含まれ、ワイルドヤムなどに含まれるサポニンと同じような強い抗酸化作用があります。頭皮が酸化すると、通常の発毛・脱毛サイクルが乱れ、発毛が遅くなったり、脱毛が増えたりするのですが、その酸化を防ぐことで、サイクルを健康的な状態に保ちます。
抗菌作用で、頭皮に菌が発生することで起因する、フケやかゆみを防ぎます。
注意点
抗酸化・抗菌作用がある自然成分なので、副作用の心配はありません。
アルガンオイル
アルガンオイルは、モロッコのみに生息するアカテツ科の樹木の果実から抽出されます。元々は皮膚再生を促進させるもので、主にニキビや湿疹、ひび割れ、やけど、水ぶくれなどの肌のトラブルに対して効果が認められていました。
現在では洗顔剤などにも使われ、アンチエイジング的な役割を担っています。
効果効能
アルガンオイルに含まれる天然ビタミンEである酢酸トコフェノールには、頭皮の酸化を防ぎ、嫌な臭いを抑えると云った抗酸化作用や、保湿成分などと合わせて使えば効果的となっています。
注意点
原産国のモロッコでは、アルガンオイルを食用に使うほどで、副作用に関して特に問題にする必要はありません。
褐藻エキス(フコイダン)
褐藻とは褐色の藻類植物のことで、ワカメやコンブ、ヒジキやアカモクなどのことです。 これらの植物から抽出したエキスを褐藻エキスと呼び、主成分としてフコイダン、アミノ酸、ジアスターゼ、アルギン酸、そして豊富なミネラルが含まれます。
保湿作用や皮膚再生作用があり、美容製品などにもよく用いられています。
効果効能
よく昔から、ワカメやコンブは髪の毛に良いと云われてきましたが、その根拠となる成分がフコイダンです。
毛乳頭に栄養素と酸素を運ぶ血液の血流を良くして、間接的に毛母細胞を活性化させますが、フコイダンは直接的に毛母細胞を活性化させると言われています。
注意点
ヨウ素(ヨード)は多量に摂取し過ぎると、逆に甲状腺異常を招く可能性があるので、長期間、毎日、大量の海藻類摂取は避けた方が良いでしょう。
グリチルリチン酸(グリチルレチン酸)
グリチルリチン酸は甘草の根から抽出される自然成分で、甘草エキスとも表記されます。厳密にはグリチルレチン酸は別の成分ですが、全般的な効果・効能は同じです。
一般的に甘草の名の通り、甘味料としてキャンディーの味付けに使われます。健康面では、消化性潰瘍などの治療に使われることもあります。
効果効能
グリチルリチン酸は現在販売されている多くの育毛剤やシャンプーに含まれ、フケやかゆみ・炎症を抑える働きをしますが、直接的な育毛効果は望めません。
注意点
高血圧や浮腫と云った副作用があるとされるので、1日の摂取量を200mgまでに抑え、それ以上の服用は控えましょう。
ケトコナゾール
ケトコナゾールは抗真菌薬の1種で、エイズなどで免疫低下状態の患者さんが、菌に侵されてしまった時に投与されます。農薬にも使用される極めて抗菌力が高い薬品です。
一般には水虫や皮膚カンジタなどの治療薬にも応用されている成分です。
効果効能
ケトコナゾールの1つ目の効果は、頭皮細菌(かび)によるフケやかゆみ、炎症を治します。抗菌力が非常に強く、頭皮の菌に対しても大きな効果が期待できます。
2つ目の効果はまだ研究途中ですが、男性型脱毛症(AGA)に対して効果があるようで、フィナステリドやノコギリヤシと同じように、男性ホルモンを抑制して、薄毛の原因物質のジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑えられると云われています
注意点
ケトコナゾールは抗菌面、ホルモンバランスを変化させる面で効果は大ですが、その分、副作用もあるので注意が必要です。頭皮に塗布した場合、細菌によるフケやかゆみ・炎症は改善されますが、体質的に合わない場合や刺激が強過ぎた場合は、別要因の炎症が発症する恐れがあります。
また内服時には、ノコギリヤシなどの副作用と同じように、男性ホルモン抑制による生殖機能の減退や性機能障害の起こる恐れがあります。妊娠中の女性は、ケトコナゾールに限らず、ホルモンバランスの変化を促す薬の服用は、胎児に悪い影響を与える可能性があるので、厳禁です。
酢酸トコフェロール
酢酸トコフェロールは人工的に作られた合成ビタミンEの一種です。ビタミンEには、肌の酸化を防ぎ、末梢血管の血行を促進させます。
中でも酢酸トコフェロールは油に溶ける性質により、化粧品やベビーオイルなどにも幅広く使われています。医学的にはトコフェロール酢酸エステルとも呼ばれます。
効果効能
お肌への効果と同じように、頭皮に対する抗酸化作用と血行促進作用が期待できます。頭皮の酸化防止は、かゆみ・荒れ・湿疹などのトラブルを未然に防ぎ、頭皮の嫌な臭いを抑えます。
また頭皮血行の促進は、毛母細胞への血液循環量を増やし、細胞分裂を活性化させて髪の成長を促します。近年、育毛剤やトニック商品に配合されることが非常に増えています。
注意点
直接的な副作用はありませんが、過剰な口腔摂取は胃腸への負担や中毒症状を招くことがあります。過剰摂取による骨粗しょう症を招く恐れも研究発表されています。各商品の用法・用量をしっかり守って適量摂取を心掛けてください。
頭皮などに塗布する場合は、人によっては、アレルギー症状(アレルギー性皮膚炎)を引き起こすこともあるので、かゆみやかぶれを感じた方は注意しましょう。
ソウハクヒエキス
ソウハクヒエキスは、クワの根を乾燥して抽出するエキスで、抗酸化作用を持つフラボノイドを多く含んでいます。また、紫外線を防ぐ効果があることから、育毛商品以外にも美白化粧品などにもよく配合されています。
効果効能
頭皮や毛穴が酸化すると、健康な毛髪が生え難く,臭いの原因にもなりますが、これを防ぐ抗酸化作用効果のある育毛成分です。また、頭皮保湿の効能も認められます。
ただ、これらは直接育毛に役立つわけではなく、他の成分の補助的役割が大きいです。
注意点
本来的には紫外線によるダメージ防止や美白を目的とした化粧品などによく使われる自然成分ですから、副作用の心配は特にありません。
バイオポリリン酸
バイオポリリン酸はポリピュアEXという固有の育毛剤に含まれ、独自開発され特許を取得している成分です。
効果効能
公式サイトの表記には、小さく「バイオポリリン酸※酵母エキス:保湿成分」と書かれており、育毛商品としての役割は保湿という、単体では発毛効果の弱い、補助的役割のように思われます。
注意点
単なる保湿成分ならば、用量を大きく間違えない限り、副作用の問題はないでしょう。
パルテノライド(フィーバーフュー)
パルテノライドは夏白菊の葉に含まれる成分の1つで、英名フィーバーフューとも呼ばれます。育毛以外にも近年、医療全般で注目を浴びて研究が進められています。ガンの転移抑制やリウマチ、関節炎、花粉症などのアレルギー疾患に一定の効果が認められています。
効果効能
当初は、炎症を抑える効能が頭皮環境を整えるとして、育毛に効果があると云われてきましたが、近年、男性ホルモンへの影響が発毛効果にも関係していると注目されています。 毛母細胞の活動を抑えて薄毛につながる原因物質NF-kB転写因子を、パルテノライドは阻害する効果があり、その結果としてジヒドロテストステロンの抑制につながるようです。
ノコギリヤシやフィナステリド、オウゴンエキスなどの効能に近いものがあり、現在では、育毛サプリメントを中心に、パルテノライドが含まれる育毛商品が増えています。
注意点
基本的にハーブから抽出される自然成分なので、副作用を心配する必要はありません。最適用量としては、パルテノライド単体で1日5~10mg程度とされています。
パンテノール
パンテノール(パントテニールエチルエーテル)は、お肌の保湿や皮膚細胞を活性化させるアンチエイジング的効果が期待され、化粧品の含有成分として広く使われています。体内でビタミンに変化するプロビタミンと呼ばれる物質でもあります。
毛髪をビタミンで補修すると云うCMで知られる、P&Gの「パンテーン」は、このパンテノールを主成分として、ブランド名の由来になっています。
効果効能
- 毛母細胞に働いて、細胞分裂を活性化させ、髪の毛の成長を促進させます。
- 保温クリームの成分として使われることが多く、頭皮に対する保温効果も有効です。
- 頭皮の新陳代謝を高め、老廃物が溜まり易くなる頭皮状態を防ぐ効果があります。
クコの実などに含まれるゲルマニウムでも類似効果が得られますが、いづれも成分単体としては、大きな効果があるわけではなく、育毛商品では補助的に使われる場合が多いようです。 持続的な潤い、ハリ・コシを与える栄養成分として毛髪に対して有効な成分と云えます。
注意点
基本的にはビタミンと同様の成分ですから、副作用の心配はありません。
ヒノキチオール
ヒノキチオールは樹木抽出成分の一種で、シダやヒバに含まれる不飽和七員環化合物(単環式モノテルペン)、芳香族化合物に分類されます。1936年台北帝国大学の日本人教授がタイワンヒノキから発見し命名されました。
一般的には、殺菌・抗菌作用、消炎作用、皮膚浸透作用があります。最近では特に殺菌・抗菌作用が注目され、防腐剤の役割としてヒノキチオールを含む化粧品などが増えています。
効果効能
強力な抗菌作用でフケやかゆみを防ぐのはもちろんですが、もう1つの重要な効果として、毛母細胞の活性化が挙げられます。男性ホルモンのテストステロンが酵素と結びついて、ジヒドロテストステロン(DHT)に変換されることで、毛母細胞の活動が抑えられ薄毛が進行します。
ノコギリヤシの場合は男性ホルモンを減らすことで、毛母細胞の活性化につなげますが、ヒノキチオールはホルモンバランスに影響を与えずに、毛母細胞を直接的に活性化させる効果があるようです。
注意点
現在まだ、研究途中のヒノキチオールですが、毒性・催奇性(※奇形を生じさせる性質)があると、マウス実験などでは確認されています。但しこれは、体重の約20%以上の量を服用した場合なので、育毛サプリメントなどに含まれる場合、基本的には問題ないでしょうが、用量をしっかり守って使用しましょう。
プロアントシアニジン
プロアントシアニジンはポリフェノールの1種で、ブドウエキスを始めとする多くの果実、お茶、大豆、樹皮など幅広い植物に含まれます。プロアントシアニジンには、強力な抗酸化作用があり、アルガンオイルやソウハクヒエキスなどと比較しても、より大きな効果が期待できます。
効果効能
頭皮が酸化して、発毛サイクルが乱れやすくなると、発毛が遅れたり、脱毛し易くなり、嫌な臭いを発生しますが、プロアントシアニジンは強力な抗酸化作用で、正常な状態に戻します。
従来はサプリメントで服用するのが一般的でしたが、近年は直接、問題箇所に塗布する目的でシャンプーや育毛剤も増えてきました。
注意点
副作用の事例は特にありませんが、決められた量以上を服用や塗布しても、効果に変わりがないようなので、指定用量を守って継続的に使用することが大事でしょう。
ミレットエキス
ミレットエキスは、イネ科の植物キビやトウジンビエから抽出されるエキスです。ヨーロッパでは昔から、女性の妊娠や産後の抜け毛対策として利用されていましたが、現在では、育毛サプリメントとして、濃縮エキスが多く出回っています。
効果効能
ミレットエキスには、シスチン、ロイシンなどのアミノ酸、ミネラルの1種であるケイ素、タンパク質やビタミンB2、ビタミンB6など、毛髪に良いとされる多くの栄養素が含まれる自然成分です。毛髪はケラチンと呼ばれる細胞骨格を形成するタンパク質から出来ていて、そのケラチンを生成するのがシスチンです。
ケイ素には、体内結合組織を強固にする働きがあるので、毛髪と頭皮の結合を強め、通常の脱毛・発毛サイクルより早く脱毛することを防ぎます。
注意点
成分の1つであるシスチンを過剰に長期服用すると、腎臓にダメージを与える恐れがあるので、用量には注意して服用しましょう。
ワイルドヤム
ワイルドヤムはメキシコ原産のヤマイモ科の植物で、主成分は植物エストロゲンとサポニンが挙げられます。植物エストロゲンは、イソフラボンなどにも含まれますが、体内でエストロゲン(女性ホルモン)に似た働きをするとされています。
一般的に、女性ホルモンが減ると引き起こされる更年期障害の緩和や美容におけるアンチエイジング効果があると云われています。
効果効能
育毛においては、主にホルモンバランスを変化させる効果が注目されています。体内で男性ホルモンが増えると頭髪が薄くなりますが、植物エストロゲンを含むワイルドヤムを服用することで、女性ホルモンを補完して、結果頭髪を濃くすることにつながります。
また頭皮が酸化して通常サイクル以上に脱毛が増えたり、発毛し難くなる面を、もう1つの主要成分サポニンは、抗酸化作用でその状態を回避して、頭皮を正常な状態に保ちます。
注意点
副作用の心配としては、生殖機能に影響を与える可能性があります。過剰な量の服用や長期間服用は、その終了後に影響を残す可能性があるので注意しましょう。ですから、ホルモンバランスが不安定な妊婦さんには当然服用はNGです。
育毛剤は効果実感までどれくらいかかる?
育毛剤を使用していると、「いつ効果が現れるのか」という疑問は、多くの方が持つものです。一般的に、育毛剤の効果を実感するまでには、「3ヶ月~半年」が一つの目安とされています。
この期間を過ぎた後、育毛剤がヘアサイクルを正常化し、抜けにくく健康的な髪を育てる助けになっていることを実感できるはずです。
髪のヘアサイクル
育毛剤の効果が実感できるまでに時間がかかる主な理由は、髪の成長には自然なサイクル、いわゆるヘアサイクルが関係しているためです。髪の毛は、成長期、退行期、休止期を経て自然に抜け落ち、新しい髪が生えてくるというサイクルを繰り返しています。
このサイクルに沿って、新しい髪の毛が生えるまでには、最速で3ヶ月、遅い場合は半年程度かかることがあります。
個人差がある
しかし、効果の実感には個人差があります。体質や頭皮の状態、髪の毛のダメージレベルなど、人によって条件が異なるため、一概に効果が現れる期間を特定することはできません。
効果が現れるまでの期間は目安であり、根気強く継続することが重要です。
育毛剤の効果を上げる注意点
育毛剤を使用する際には、その効果を最大限に引き出すために注意すべきポイントがいくつかあります。正しい使用方法を心掛け、育毛剤のポテンシャルをフルに活用しましょう。
使用方法を守る
育毛剤を使用する際には、指定された使用量を守ることが重要です。多く使えば効果が増すというわけではなく、適切な量を正確に使用することで、頭皮トラブルや副作用を避けながら、育毛剤の効果を最適に発揮できます。
頭皮・頭髪を清潔にしてから使う
育毛剤の成分が頭皮にしっかりと浸透するためには、使用前に頭皮と髪の毛を清潔にすることが必須です。洗髪後、タオルドライで水分を取り除いた状態で育毛剤を使用すると、成分の吸収効率が上がります。
頭皮マッサージをあわせて行う
育毛剤を塗布した後の頭皮マッサージは、血行促進に効果的です。育毛成分がより深く頭皮に浸透しやすくなり、育毛効果を高めることが期待できます。育毛剤を塗った後、軽くマッサージを行いましょう。
継続して使用する
育毛剤の効果を実感するには、継続的な使用が欠かせません。ヘアサイクルに合わせた長期的なケアが必要であり、最低でも半年程度は続けることをお勧めします。早期に効果を判断せず、根気強く続けることが重要です。
副作用が出る場合もある
育毛剤の使用には、副作用に関する個人差があることを理解しておく必要があります。頭皮のかゆみや湿疹などの症状が現れた場合は、使用を中止し専門医に相談してください。
まとめ
薄毛などの強い味方、育毛に役立つ自然成分って、意外とたくさんありますね。 それらの効用や注意点などを理解した上で、賢くご使用ください。