メソセラピー(注入治療)を受けたのに変化がなく、「お金を捨ててしまったのでは」と感じていませんか。

実は、効果を感じない原因の多くは、施術そのものより回数、内服、毛包、脱毛症の種類という条件にあります。

大阪AGA加藤クリニック理事長の加藤です。形成外科と植毛部門を経て、他院でメソセラピーを受けた方の再評価も毎日のように行っています。

この記事では、以下の内容を解説します。

  • メソセラピーの効果判定の前提
  • 効果が出ない5つの原因
  • 自分でできる治療効果チェックポイント
  • AGAの治療を続けるかやめるかの判断基準
  • 治療効果を他院で再評価する方法

大阪AGA加藤クリニックでの実際の治療例:「50代/男性M字型 男性用総合発毛治療薬 Pro Hair+、PRP注入療法」

大阪AGA加藤クリニックでの実際の治療例:「50代/男性M字型 男性用総合発毛治療薬 Pro Hair+、PRP注入療法」

この記事で説明する内容は?

メソセラピーで効果なしと感じるのは珍しいこと?

メソセラピー(注入治療)を受けた方が「効果なし」と感じることは、決して珍しくありません。注入治療は内服薬に比べて、目に見える変化が出るまでの個人差が大きい治療です。

メソセラピーの効果を判定できる回数と期間に届いているかの確認

メソセラピーの効果を判定するには2つの前提が必要です。

  • 施術計画で決めた回数を終えている
  • 内服を含めた治療期間が足りている

どちらかが欠けた状態では、効いていないのか、まだ途中なのかを区別できません。髪は成長期、退行期、休止期をくり返すヘアサイクルの中で入れ替わります。

注入した成分が毛包に働きかけても、太い毛として表面に出るまでには数か月単位の時間がかかります。

定番の内服薬であるフィナステリドは少なくとも6か月程度続けて効果を確認すべきとされています。メソセラピーと内服を併用している場合も、この6か月を一つの節目と考えると整理しやすくなります。

施術の回数や間隔の一般的な目安は、メソセラピーの仕組みと施術の流れの記事で解説しています。まずは、ご自身の受けた回数が施術計画のどこまで進んでいるかを確かめておいてください。

メソセラピーで効果がない状態と進行が止まっている状態の違い

AGAは何もしなければ少しずつ進む脱毛症です。そのため、薄毛が悪化していない状態は、それ自体が治療の成果である場合があります。

効果なしと感じたときは、次の点を確かめてください。

  • 抜け毛の量の変化
  • 髪のハリやコシの変化
  • 同じ条件で撮った写真の比較

抜け毛の本数は、季節や体調によっても変わることがあります。1か月単位の増減だけで判断せず、数か月の流れで見ることが大切です。

それでも判断がつかない場合は、マイクロスコープで毛の太さや密度を確認してもらうのが確実です。AGA治療全体で効果の判定に迷うときの考え方は、AGA治療で効果がないと感じるときの見直し手順でも解説しています。

大阪AGA加藤クリニックでの実際の治療例:「30代/男性 TYPE U字型 男性用総合発毛治療薬 Pro Hair+、PRP注入療法」

大阪AGA加藤クリニックでの実際の治療例:「30代/男性 TYPE U字型 男性用総合発毛治療薬 Pro Hair+、PRP注入療法」

メソセラピーで効果が出ない5つの原因とは?

メソセラピーで効果が出ないとき、原因は大きく以下の5つに分けられます。

  1. 施術の回数と間隔の不足
  2. 注入剤や施術内容の不一致
  3. 内服薬の土台がない状態
  4. 毛包が失われた部位への施術
  5. AGA以外の脱毛症の混在

一つだけでなく、複数の原因が重なっていることも少なくありません。それぞれの原因と、次に取るべき対応を以下で解説します。

施術の回数と間隔が判定に必要な水準に届いていない

メソセラピーで効果を感じない理由として多いのが、施術の回数と間隔が計画どおりに進んでいないケースです。仕事の都合で間隔が空いた、数回受けて様子見にした、といった事情はよく見られます。

注入治療は、一定の間隔で成分を届け続けることを前提に組み立てられています。間隔が大きく空くと毛包への働きかけが途切れ、それまでの施術の積み上げを生かしにくくなります。

数回で答えを出したくなる気持ちは自然ですが、評価の時期としては早いと考えてください。

次の対応として、施術日を領収書やカレンダーで書き出してみましょう。計画の回数と間隔に対して、どこまで進んでいるかがはっきりします。

間隔が空いていた場合は、そのことを担当医に伝え、残りの計画を続けるか見直すかを相談してください。

追加の回数を勧められたときは、なぜその回数が必要なのかを説明してもらいましょう。計画の根拠がわかれば、続けるかどうかを自分で判断しやすくなります。

メソセラピーの注入剤や施術内容が症状に合っていない

メソセラピーで使われる注入剤には統一された基準がありません。成長因子、ミノキシジル、ビタミン、アミノ酸など、配合はクリニックごとに異なります。

注入する範囲や深さ、施術の方法も医療機関によってさまざまです。

成分の種類が多いほど効くと考える方もいますが、私はそうは考えていません。大切なのは成分の数ではなく、その方の薄毛の原因と進行している場所に注入内容が合っているかどうかです。

たとえば、生え際が気になるのに頭頂部を中心に注入していた、というように範囲がずれていても実感は得にくくなります。

確認しておきたいことは、受けている注入剤の製品名と主な成分、そして注入した範囲です。わからない場合は、施術を受けたクリニックに問い合わせて確認できます。

内服薬の土台がないままメソセラピーだけを続けている

メソセラピーだけを続けて効果が出ない場合、内服薬の土台がないことが原因になっている可能性があります。AGAは、男性ホルモンが変化してできるDHT(ジヒドロテストステロン)が毛包に働き、髪の成長期を短くすることで進みます。

注入治療は、毛包のまわりの環境を整えることを目的とした治療です。DHTの産生そのものを抑えるわけではありません。

DHTを抑えるフィナステリドやデュタステリドを使っていないと、注入で後押しした分が進行に打ち消されてしまうことがあります。

副作用が心配で内服を断った方、途中で飲むのをやめた方は少なくありません。飲み忘れが続いている場合も、土台が不安定な状態だと考えてください。

ここで取りたい対応は、内服薬を再開または導入するかを医師と相談することです。副作用への不安は、用量や薬の種類を調整することで向き合える場合があります。

薬ごとの見直し方は、フィナステリドが効かないと感じる場合、デュタステリドが効かない場合、ミノキシジルが効かない場合の各記事を参考にしてください。

毛包が失われた部位にメソセラピーを受けている

メソセラピーは、残っている毛包に働きかけて髪を育てる治療です。そのため、毛包がすでに失われた部位では、注入を重ねても新しい髪は生えにくくなります。

目安になるのは、頭皮がつるつるとして光り、毛穴がほとんど見えない状態です。産毛のような細い毛が残っていれば、毛包は生きている可能性があります。

ただし、毛包が残っているかどうかは、見た目だけでは判断を誤りやすいポイントです。細い産毛は肉眼では見えにくく、頭皮を拡大して初めて確認できることもあります。

多くの頭皮を診てきた経験からいうと、同じ方の頭皮でも、毛包が残る場所と失われた場所が混在していることがよくあります。効果がなかったと感じる部位には毛包自体がほぼ残っていなかったという例も珍しくありません。

効果を感じない部位に毛包が残っているか、マイクロスコープで医師に確認してもらいましょう。毛包が失われた部位には、自毛植毛など注入以外の方法も含めて検討することになります。

AGA以外の脱毛症が混ざっている

メソセラピーで効果が出ない原因として見落とされやすいのが、AGA以外の脱毛症が混ざっているケースです。AGA向けの治療を続けても、脱毛の原因が別にあれば、思うような変化は得られません。

その一つが、頭部全体が薄くなる円形脱毛症の亜型です。このほか、強いストレスや病気の後に抜け毛が増える休止期脱毛、甲状腺の病気、服用中の薬の影響による脱毛もあります。

こうした脱毛症は、抜け方や頭皮の状態がAGAと似ていて、自己判断では見分けられません。必要に応じて血液検査も組み合わせ、医師が鑑別する必要があります。

見直しの第一歩は、AGA以外の可能性も含めて診てもらえる医療機関で診察を受けることです。

大阪AGA加藤クリニックでは、AGAに加えて円形脱毛症、コロナ後遺症による脱毛、合併症による脱毛症まで診療の対象としています。AGA治療で変化がなかった方の診察でも、ほかの脱毛症が隠れていないかをあわせて確認しています。

メソセラピーの効果が出ない原因は自分でどう見分ければいい?

メソセラピーの効果が出ない原因は自分でどう見分ければいい?

 

自分がどの原因に当てはまるかは、手元の記録と頭皮の様子から、ある程度まで絞り込めます。ただし、最終的な判断に医師の診察が欠かせない項目もあります。

施術記録と契約内容で確認できるチェックポイント

最初に確認したいのは、領収書、施術明細、契約書といった書面の記録です。記憶に頼らず書面で確かめると、思っていたより間隔が空いていたと気づくこともあります。

契約書では、施術回数のほかに、施術間隔の目安や内服薬の扱いが書かれているかも見ておきましょう。記載がなければ、施術を受けたクリニックに確認できます。

チェック項目 当てはまる場合に疑われる原因
計画した回数をまだ終えていない 施術の回数と間隔の不足
計画より間隔が空いた時期がある
注入剤の名前や成分を把握していない 注入内容が合っていない可能性(確認が必要)
内服薬を処方されていない 内服薬の土台がない
内服薬を自己判断でやめた、または飲み忘れが多い

1つでも当てはまれば、施術そのものより受け方の条件に原因がある可能性があります。これらの記録は、次に相談する医師にとっても判断の材料になります。

鏡と抜け毛の様子で確認できるチェックポイント

次に、鏡と抜け毛の様子を確かめます。明るい場所で合わせ鏡を使い、生え際、頭頂部、側頭部を順に見ると、薄くなり方の特徴がつかみやすくなります。

チェック項目 当てはまる場合に疑われる原因
生え際や頭頂部から薄くなっている AGAの典型的な進行
頭皮がつるつるで毛穴が見えない部分がある 毛包が失われた部位
短い期間に急に抜け毛が増えた 休止期脱毛などAGA以外の脱毛症
円形やまだらに抜けた部分がある 円形脱毛症
頭部全体が均一に薄くなっている 円形脱毛症の亜型などの可能性

AGAの典型的なパターンから外れる項目に当てはまる場合は、メソセラピーの効果を考える前に脱毛症の種類を確認する必要があります。急な抜け毛や円形の脱毛があるときは早めに医師の診察を受けてください。

細く短い抜け毛が多い場合は、髪の成長期が短くなっているサインと考えられます。

自分では判断できず医師の診察が必要なチェックポイント

記録や鏡で絞り込めるのは、あくまで見当の段階です。次の項目は、頭皮を拡大して観察しなければ判断できません。

  • 毛包が残っているかどうか
  • 細くなった毛の割合
  • 頭皮の炎症や皮脂の状態
  • AGA以外の脱毛症の有無

とくに毛包の有無は、注入治療を続ける意味があるかどうかを左右します。ここを確かめないまま施術を重ねると、効果の出にくい部位に費用をかけ続けることになりかねません。

マイクロスコープで見ると、肉眼では同じように見える部分でも毛の太さのばらつきや毛穴の数の違いがわかります。

大阪AGA加藤クリニックでは、医師がマイクロスコープで頭皮と毛の状態を確認しています。治療経過を記録するための写真撮影も診療の流れに組み込み、自己判断に頼らない評価ができる体制を整えています。

メソセラピーの効果を感じないとき続けるかやめるかはどう判断すればいい?

メソセラピーの効果を感じないとき続けるかやめるかはどう判断すればいい?

原因の見当がついたら、メソセラピーを続けるか、いったん止めるか、治療を組み替えるかを決めます。どれを選ぶかは、回数、内服、毛包の状態という条件によって変わります。

メソセラピーを続けてよいと判断できる条件

次の条件がそろっているなら、メソセラピーをもうしばらく続けて様子を見る判断は妥当です。

  • 施術計画の途中である
  • 内服薬を継続できている
  • 毛包が残っていると診察で確認済み
  • 抜け毛が減るなどの小さな変化がある

これらは、治療がまだ評価の途中にあることを示すサインです。変化がゆっくりでも条件が整っていれば、計画を終えた時点で改めて判定するほうが結果を見誤りません。

内服を始めてから6か月がたっていない場合も、評価の途中と考えてよいでしょう。

続ける場合も、ただ回数を重ねるのは避けましょう。計画の終わりにどの状態なら効果ありと判断するかを、担当医と決めておくことが大切です。

判定の基準を先に共有しておけば、追加の施術を勧められたときにも納得して選べます。

メソセラピーをいったん止めて見直したほうがよい条件

一方で、次のような場合は、メソセラピーをいったん止めて治療内容を見直すことをおすすめします。

  • 施術計画を終えても変化がない
  • 内服薬を使っていない
  • 効果を感じない部位に毛包がない
  • AGA以外の脱毛症が疑われる

メソセラピーをやめると、注入で後押ししていた分の効果は時間とともに薄れていきます。

AGAの進行を抑える役割の中心は内服薬です。内服を続けていれば、注入をやめただけで急に薄毛が進むとは限りません。

反対に、内服をせず注入だけを受けていた方がメソセラピーをやめると進行を抑える手段がなくなります。

止める場合も、それまでの施術記録と写真は手元に残しておきましょう。次の治療を考えるときに、何を試して何が合わなかったかを医師に伝える材料になります。

メソセラピーから治療を組み替えるときの選択肢

メソセラピーで効果が出なかった場合、治療の組み替え方は大きく3つあります。

  • 内服薬と外用薬を土台に戻す
  • 注入剤の種類を変える
  • 毛包がない部位に植毛を検討する

私のおすすめは、まず内服を土台に戻し、そのうえで注入治療が必要かを改めて判断する順番です。土台を整えないまま注入剤だけを変えても、同じ結果をくり返すおそれがあるからです。

内服薬が体質的に使えない方や、内服を続けても効果が足りない方は注入の種類を見直す意味があります。

大阪AGA加藤クリニックでは、オーダーメイド内服薬「PRO HAIR+」を用意しています。マイクロスコープでの診察をもとに、300以上の処方パターンから調整する内服薬です。

注入治療もDR.CYJ Hair Fillerのほか、PRP毛髪再生医療や幹細胞培養上清液療法などの再生医療まで比べられます。

治療全体の立て直し方は、AGA治療全体の効果が出ないときの見直し手順で解説しています。

大阪AGA加藤クリニックで受けられる他院メソセラピー後の再評価

他院でメソセラピーを受けて効果を感じなかった方は、頭皮を直接診てもらえる医療機関で再評価を受けると原因を特定しやすくなります。相談の前に、次の記録を用意しておくと診察がスムーズです。

  • 施術を受けた日付と回数
  • 注入剤の製品名
  • 注入した範囲
  • 内服薬と外用薬の使用歴
  • 治療前後の写真

大阪AGA加藤クリニックでは、他院での治療経過を踏まえ、医師がマイクロスコープで頭皮を確認しています。そのうえで、内服と注入の組み合わせから治療を組み直す相談に対応しています。

初診料は3,000円で、治療を始めた後の再診料は無料です。

診察では、持参した記録をもとに、治療効果が見えない原因を一緒に整理していきます。そのうえで、続ける、止める、組み替えるのどれが合うかを相談できます。

会計は通院のたびに支払う都度払いで、医療ローンや高額な一括契約を提案することはありません。

来院が難しい方には、オンライン診療と、LINEで写真を送る電話診療も用意しています。予約はLINEまたは予約フォームから受け付けています。

まとめ

メソセラピーで効果を感じないときは、まず手元の施術記録を開いてください。

回数、間隔、注入剤名、内服の状況を書き出し、鏡で薄くなり方を確かめて、当てはまるチェックポイントを控えておきましょう。

次に、その記録を持って、頭皮を直接診てもらえる医療機関で再評価を受けてください。

毛包が残っているか、AGA以外の脱毛症が混ざっていないかを確かめてから進め方を決めれば、同じ後悔をくり返さずに済みます。

大阪AGA加藤クリニックでは、医師のマイクロスコープ診察で他院治療後の再評価を行っており、治療開始後の再診料は無料です。

都度払いのまま相談できますので、迷っている今の段階で一度頭皮の状態を見せてください。